クレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)を飼育していると、床材に潜って姿を隠す様子を目にすることがあります。夜行性のヤモリとはいえ、あまりにも潜ってばかりいると「なぜだろう?」と不思議に思う飼い主も多いのではないでしょうか。
この記事では、クレステッドゲッコーが床材に潜る主な理由と、快適な環境づくりのポイントについて解説します。
クレステッドゲッコーが床材に潜る5つ理由
1. 産卵行動(メスの場合)
メスのクレステッドゲッコーが床材に潜る最も一般的な理由の一つが産卵です。交尾の有無にかかわらず、メスは無精卵を産むことがあり、産卵場所を探して床材の中を掘り進みます。
● 普段は隠れない個体が急に床材を掘り始めた
● お腹がふっくらしている、あるいは左右非対称に膨らんでいる
● 掘る行動を数日繰り返している
このような様子が見られたら、産卵の兆候である可能性が高いです。湿らせたバーミキュライトやココナッツファイバーを入れた産卵床(レイボックス)を別途用意してあげると、ケージ全体を掘り返される心配が減ります。
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2. 脱皮の準備

クレステッドゲッコーは脱皮の前後に湿度の高い場所を好みます。床材の中は表面よりも湿度が保たれやすいため、脱皮をスムーズに行うために潜り込むことがあります。特に乾燥した環境では、スムーズに脱皮を行うために自ら湿った場所を探す行動と考えられます。
対処法: ケージ全体の湿度管理を見直し、霧吹きの回数を増やす、湿らせた水苔を置いたハイド(隠れ家)を設置するなどして、潜らなくても十分な湿度を得られる環境を作りましょう。
3. 温度調整(クーリング行動)
床材の中は地表付近よりも温度が安定しており、暑すぎる時期には涼しい場所を求めて潜ることがあります。特に夏場、室温がクレステッドゲッコーの適温(22〜26℃程度)を超えている場合、この行動が顕著になります。
対処法: 室温がヤモリにとって高すぎないか確認し、必要であればエアコンや冷却ファンで温度管理を行いましょう。
4. ストレスや落ち着ける場所の確保
新しい環境に慣れていない個体や、レイアウト変更直後、人の出入りが多い場所に設置されたケージでは、ストレスから身を隠す行動として床材に潜ることがあります。物陰やハイドが少ない環境では、床材そのものが唯一の隠れ場所になっている場合もあります。
対処法: コルクバークや観葉植物(人工・本物問わず)、複数のハイドを配置し、身を隠せる場所を増やしてあげることで、床材に頼らなくても安心できる環境を整えられます。
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5. 日中の休息行動
クレステッドゲッコーは夜行性のため、日中は物陰でじっとしているのが自然な姿です。床材の中や、床材の上に置いた落ち葉・コルク片の下などに潜り込んで休むのは、ごく普通の行動といえます。夜になると活発に動き出すようであれば、特に心配する必要はありません。
まとめ
クレステッドゲッコーが床材に潜る理由は、産卵、脱皮準備、温度調整、ストレス回避、単なる休息など多岐にわたります。
潜る頻度や個体の様子(お腹の膨らみ、皮膚の状態、活動時間帯など)を日頃から観察し、必要に応じて湿度・温度・レイアウトを見直すことが、快適な飼育環境づくりの第一歩です。日頃から環境を整え、安心して過ごせる空間をつくってあげましょう。
ヤシガラの床材
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