今回は、初心者におすすめのリクガメを3種類紹介します。リクガメは種類よって大きく成長するものや、温湿度の管理が難しいものもあります。まずは、初心者が飼育しやいリクガメ選びのポイントから確認していきましょう。
初心者が飼育しやいリクガメ選びのポイント
あまり大きくならないリクガメを選ぶ
リクガメのなかに成長すると60~70cmにもなる体の大きな種類がいます。子供のリクガメを飼い始めて、最初のうちは片手に乗るくらい小さかったリクガメも、どんどん大きくなって、手に余るようになっていきます。
こうなると、広い飼育環境が必要となり、リクガメを飼育する専用の部屋や、広い庭が必要になるので大変です。初心者は、ケージで飼育できるサイズのリクガメを選ぶと良いでしょう。
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比較的安価なリクガメを選ぶ
初めてリクガメを飼育する場合は、リクガメの生態や飼育方法についての知識が浅い状態で育てることになるので、うまくいかずに長く育てられないということが起こりやすいです。そのため、初心者は比較的安価なリクガメ選ぶことをおすすめします。
最初はリクガメをを育てるためのペット用品も備わっていない状態なので、ケージや床材などを購入する必要があるので、それなりに費用がかかります。最初は何かと費用がかかるので、まずは安価で育てやすいリクガメを飼育すると良いでしょう。
温湿度管理が簡単なリクガメを選ぶ
日本は季節によって温度と湿度が大きく変化します。そのためリクガメの飼育で重要になってくるのが温湿度の管理です。
温度管理は、ヒーターなどで温度調節すれば簡単に管理できますが、湿度管理は、霧吹きで床材を湿らせたり、加湿器を使うなどして、管理するのが大変です。
ですから、初めから日本と同じくらいの湿度環境に生息するリクガメを選ぶと、湿度管理しやすいので初心者でも育てやすいです。
初心者におすすめのリクガメ3選
ギリシャリクガメ
ギリシャリクガメは、比較的安価で1~2万円ほどで購入できます。ギリシャリクガメの生息地は、地中海沿岸や北アフリカに分布していて、生息地によりいくつかの亜種に分類されています。亜種によって甲羅の模様などの特徴が異なります。
ギリシャリクガメの名前の由来は、ギリシャに生息しているからではなく、甲羅の模様が絨毯のギリシャ織りの模様に似ていることから名付けられました。
飼育環境の湿度は40~60%に維持できれば良いので日本の湿度環境と近く、初心者でも飼いやすいです。ギリシャリクガメは成長しても20~30cmほどの大きさなので、ケージで飼育することができます。亜種によってはもう少し大きくなる種類もありますが、最大甲長が40cmを越えるものは希です。
ギリシャリクガメのオスは、成熟すると甲羅をぶつけ合って争うことがあるので、単体で飼育することをおすすめします。
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ロシアリクガメ
ロシアリクガメは、ホルスフィールドリクガメやヨツユビリクガメとも呼ばれています。基本的にリクガメは爪が5本あるのですが、ヨツユビリクガメという別名があるように、ロシアリクガメの爪は4本なのが特徴です。
ロシアリクガメは比較的安価な種類のリクガメで、小さな子供の時に購入しれば1万円ほどで購入できます。ロシアリクガメは成長しても15~20cmほどにしかならないので、ケージで育てることができます。
ロシアリクガメの生息地は、アフガニスタンやイランなどの乾燥地帯で、飼育環境の湿度は40~60%に維持する必要があります。空気が乾燥する冬場は、床材などに霧吹きをして湿度を調節する必要がありますが、それ以外の季節はほとんど湿度調節がいらないので初心者におすすめです。
ヘルマンリクガメ
ヘルマンリクガメも比較的安価で1~2万円ほどで購入することができます。ヘルマンリクガメの生息地は、地中海沿岸に分布しています。ヘルマンリクガメは、成長しても15~30cmほどなのでケージで飼育することができます。
このリクガメは、生息地によってヒガシヘルマンリクガメとニシヘルマンリクガメなどの亜種に分類されています。ニシヘルマンリクガメは流通量が少ないため、ヒガシヘルマンリクガメに比べて、やや高額になることがあります。
ヘルマンリクガメは、しっぽの先に爪状のウロコがあるのが特徴です。リクガメの性格は個体差がありますが、ヘルマンリクガメは人になれやすく行動的な性格だと言われているので、初心者におすすめのリクガメです。
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