レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)は、片目だけ閉じて寝ることがあるのをご存知でしょうか。このような睡眠方法は、他の爬虫類ではワニの睡眠で確認されていて、開けた片目の視線の先には、脅威と感じる対象が存在すると考えられています。つまり、警戒する相手を前に、片目だけ開けて睨みをきかせながら寝るというものです。
レオパが片目だけ閉じて寝る
レオパはヤモリの仲間でありながら、トカゲと似たような特徴を持つ爬虫類です。レオパがトカゲと類似する特徴の1つに「瞼(まぶた)がある」ということが挙げられます。
一般的なヤモリには瞼がないので、目を開けたまま寝ます。一方、レオパには瞼があるので、トカゲのように目を閉じて寝ます。
爬虫類の睡眠に関しては、ワニが片目を開けたまま寝ることができるということが、オーストラリアの研究により報告されています。
【10月23日 AFP】イリエワニは脅威を察知するために片方の目を開けたまま眠ることができることが分かったと、オーストラリアの科学者らが23日、語った。追加の研究によって、脳の半分だけを眠らせる能力を持っていることが明らかになる可能性が高いという。引用元:AFPBB News
このニュースによれば、ワニは脅威に感じる対象に片目で視線を向けながら眠ることがあると言うが、レオパも同様の理由で片目だけ閉じて寝ることがあります。
ワニやレオパが片目だけ閉じて脳の半分だけを眠らせる能力があるかどうかは、まだはっきりと解明されてはいません。脳の半分だけ眠らせる睡眠方法を「半球睡眠」と言い、これはイルカに見られる眠り方です。
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レオパが開けた片目の視線の先には…
レオパは片目だけ閉じて寝ることもありますが、基本的には両目を閉じて寝ることが多いです。
レオパが片目だけ閉じて寝る時は、近くに警戒する対象がある場合です。開けた片目で脅威に感じる対象に目線を向けたまま眠ります。その時は、腹部を地面から浮かせて、いつでも動けるような姿勢で寝ることが多いです。
野生のレオパがこのような眠り方をするのは当然ですが、ペットとして飼育しているレオパには、できれば安心して寝かせてあげたいものです。
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レオパが片目を開けたまま寝ている時は、その視線の先に何があるのか、何を脅威に感じているのかを、よく観察してみると良いでしょう。また、レオパがウトウトと眠くなってきた時も、一時的に片目だけ閉じて寝ることもあります。
レオパの片目だけ閉じる睡眠は、当然ですが眠りが覚めれば両目を開けます。レオパが常に片目だけを閉じている場合は、目に障害がある可能性も考えられるので、早めに動物病院で診てもらうようにしましょう。
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