キッチンでお米を炊く準備をしていると、放鳥中のセキセイインコやオカメインコがお米欲しさに近づいてくることがよくあります。そもそも、人間が食べるお米をインコが食べても大丈夫なのでしょうか？また、アーモンドやカシューナッツなどのナッツ類をインコに与えても良いのでしょうか？
インコにお米を与えても大丈夫？
結論から言うと、炊く前の生米はインコに与えても大丈夫ですが、炊いたご飯はインコに与えてはいけません。
そもそもインコの餌として販売されているミックスシードの中には、青米が配合された商品があります。青米とは、実が熟す直前の葉緑素が残った緑色の玄米のことを言います。玄米は精米すると白米になるので、インコの餌の青米も人間が食べる白米と同じ稲の実です。
インコに少量の生米をおやつ代わりに与えても問題ないですが、お米は精米することでビタミンやミネラル成分が失われているので、インコの主食は殻付きのミックスシードを与えることが望ましいです。
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一方、炊いたご飯をインコに与えることはよくありません。インコの飼育書には、インコに炊いたご飯を食べさせてはいけないと書かれてることが多いです。
インコを含む鳥類の体内には、食道が袋状に膨らんだ「嗉嚢（そのう）」という器官があり、この器官に食べたものを一時的に貯蔵することができます。インコが炊いたご飯を食べてしまうと、ベチャベチャしたご飯が嗉嚢の中に長い間蓄えられるので、カビの発生が懸念されています。
インコが誤って炊いたご飯を少し食べてしまったくらいでは大事には至らないと思いますが、炊いたご飯は与えないようにしましょう。
インコにナッツ類は与えない方が良い
野生のセキセイインコは、イネ科の植物の種子や野草を主食としているので、基本的にナッツ類は食べません。ペットのインコに、アーモンドやカシューナッツなどのナッツ類を与えると食べることがあるようですが、ナッツ類には脂質が多く含まれているので、インコが食べると肥満の原因になります。
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人間が食べるナッツ類には塩分や油分で調理されたものがあるので、このようなナッツ類はインコにとってよくありません。特にチョコレートが付いたナッツ類を、インコが食べると命を落とす危険性があるので、絶対に与えてはいけません。
チョコレートに含まれるテオブロミンやカフェインは、インコにとって有害なので、誤って食べてしまわないように注意する必要があります。
農薬・カビ検査をクリアしたミックスシード
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