インコの飼育で、鳥かごの下に敷くものは何を使えば良いのでしょうか。今回は、ケージの床に使えるバードシーツと小鳥用床材を紹介します。小鳥用床材を使う際には、インコが床材を食べることが稀にあるので注意しましょう。
鳥かごの下に敷くものはどうする?
インコの鳥かごの下に敷くものは、ペーパー類か、もしくは木くずなどの床材を使います。
ケージの床のトレイに、新聞紙やキッチンペーパーなどを敷くこともありますが、小鳥用のバードシーツが販売されているので、このようなものを使用すると便利です。
インコなどの鳥類は、糞と尿が同じところから同時に排泄されるので、排泄物には水分が多く含まれています。セキセイインコよりもオカメインコの方が、排泄物が水っぽい傾向があります。
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鳥かごの下に敷くバードシーツの表面は、吸収力のあるクレープ紙になっており、バードシーツの裏面は水分を通さないラミネート加工になっています。
鳥かごの下に敷くものは、新聞紙やキッチンペーパーなどで代用しても良いのですが、バードシーツを使うと裏面まで排泄物が染み込まないので、お掃除がラクになります。バードシーツは、1枚ずつカットされているものよりも、ロールタイプのものの方がコスパが良いのでおすすめです。
バードシーツ
インコを飼育する際には、鳥かごの下にペーパー類を使うことが多いですが、木くずなどの床材を使用することもあります。特に雛鳥を飼育する際には、木くずの床材はクッション性があるので最適です。雛鳥の排泄物は水分が多いので、吸収性の高い木くずの床材が役に立ちます。
鳥かごの下にペーパー類を使う場合は、排泄物で汚れたら1枚まるごと交換しなくてはいけませんが、木くずなどの床材を使用した場合は、排泄物で汚れた箇所のみを取り除くだけで大丈夫です。床材が全体的に汚れてきたら、定期的に全部の床材を交換します。
小鳥用床材
インコが床材を食べる時はどうする?
インコが木くずなどの床材を食べる疑いがある場合は、まずは、本当に床材を飲み込んでいるのかどうかを、じっくり観察して確認してください。
インコは目の前にある物を嘴でつついたり、咥えたりして確認する習性があります。特にセキセイインコは好奇心旺盛なので、木くずや小枝を咥えて遊んだり、鳥かごの下に敷いたペーパー類をつついてボロボロにしてしまったり、様々な物を嘴で咥えます。ですから、単に床材を嘴で咥えて遊んでいるのか、それとも床材を飲み込んでしまっているのかを、しっかり見極める必要があるのです。
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しっかり観察した結果、インコが本当に床材を食べる時は、床材を使うことを止めてバードシーツなどのペーパー類を使用するようにしましょう。成鳥の場合は、バードシーツを嘴でつつかないように、糞切り網を使用すると良いでしょう。
ここで紹介している小鳥用床材の「バードマット」の注意書きには、「生き物が多量に本品を口にするような場合は、使用を中止してください。」と記載されています。ただし、インコが床材を多量に食べるということは稀なことです。インコは、嘴の長さを調節するために木をかじる習性はありますが、木をかじって食べることはほとんどありません。
バードシーツ
小鳥用床材「バードマット」
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