オカメインコの頭の毛が立つ意味は?トサカじゃなくて冠羽で感情表現!

オカメインコの頭には、一部だけ長く伸びた羽毛があります。これを「冠羽」と言い、オカメインコの感情の変化に伴い、頭の毛が立つこともあれば寝るもあります。それは、どんな時に頭の毛が立つのでしょうか。今回は、オカメインコの冠羽による感情表現について紹介します。

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トサカじゃなくて「冠羽」

オカメインコの冠羽は、鳥の頭にあるものなので、どうしてもトサカと言いたくなりそうですが、冠羽とトサカは全く違うものです。

トサカは漢字で表記すると「鶏冠(とさか)」になります。文字から分かるように、鶏などのキジ科の一部の鳥に見られる、頭頂部にある肉質の突起物のことをトサカと言います。一方、オカメインコの冠羽は、頭頂部にある長い羽毛のことを言います。

オカメインコは、インコとは名ばかりで、実はオウム目オウム科に属するオウムの仲間です。冠羽はオウムの仲間に見られる特徴です。オカメインコは頭の毛を上げ下げして気持ちを表します。それでは、具体的にどのような場面で頭の毛が立つのか、その意味について確認していきましょう。

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オカメインコの頭の毛が立つ意味

オカメインコの頭の毛は、興奮状態や緊張状態になった時に冠羽がボワッと立ち上がります。たとえば、大好きなオモチャや食べ物を見た時などに、テンションが上がって興奮状態になり頭の毛が立つことがあります。

また、見慣れない物を見た時や、聞き慣れない音を聞いた時にも、緊張状態になって冠羽が立ちます。複数の鳥を飼育していると、ケンカする時にオカメインコが頭の毛を立てて、相手を威嚇することもあります。これは、冠羽を立てて、自分を大きく見せるという意味もあります。

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オカメインコの頭の毛が寝る意味

時には、オカメインコの頭の毛が後頭部に向かって寝ることもあります。オカメインコがリラックス状態にある時に、冠羽が寝ることが多いです。たとえば、オカメインコが飼い主さんに頭を撫でてもらいたくて、頭を下げて近寄ってくる時は、条件反射的に冠羽が寝ます。

また、オカメインコは歌うことが得意な子が多いですが、歌っている時は大抵は頭の毛が寝ます。歌っている最中はリラックスしているからなのか、それとも歌うことに集中しているからなのか、いずれにせよ気持ちが落ち着いている時に、冠羽が寝ることが多いです。

オカメインコの感情はすぐ変わる

オカメインコの感情は、短時間でコロコロと変わります。冠羽を寝かせてリラックスしていたと思ったら、急に怒りだして頭の毛が立つこともよくあることです。オカメインコは、自分で頭頂部を毛繕いするができないので、飼い主さんに撫でてもらうと喜ぶ子が多いです。

オカメインコの頭を撫でてあげると、気持ち良さそうにしているので、そのまま撫で続けていると、「しつこい!」と言わんばかりに急に怒りだします。そんな時は、オカメインコの頭の毛が立つことが多いです。

何か見慣れない物があると、冠羽を寝かせて恐る恐る近づいてみて、興味がわいたりビックリした時は、頭の毛がバッと立つ、感情の変化がそのまま冠羽の変化に現れるので、オカメインコの頭の毛をよく観察してみると、その子の性格が分かってくるのではないでしょうか。

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