放鳥時にインコと遊んでいると、インコが頭を上下に振る仕草を何度も繰り返すことがあります。また、インコが頭を下げることで何かをアピールしてくることもあります。今回は、これらの仕草が意味するインコの気持ちについて紹介します。
インコが頭を上下に振る理由
楽しい気持ちを表す仕草
インコが大好きな飼い主さんと遊んでいる時や、お気に入りのオモチャに夢中になっている時などに、インコが頭を上下に振る仕草を見せることがあります。
この仕草は、インコが楽しい気持ちを表したもので、遊んでいるうちにどんどんテンションが上がってきて、次第に頭を上下に振るようになり、その行動を何度も繰り返します。
放鳥の時には、お気に入りのオモチャで遊んでは首を縦に振り、周辺を走り回っては、また首を上下に動かします。このように機嫌の良いインコは、全身で楽しい気持ちや嬉しい気持ちを表現するのです。
楽しい時に頭を上下に振る仕草は、インコ目インコ科に分類されるセキセイインコは、勿論この仕草をしますが、オウム目オウム科に分類されるオカメインコも同様の仕草を見ることがあります。
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求愛行動
インコの求愛行動のひとつとして、オスが吐き戻した餌をメスに与えることがあります。この吐き戻す直前にインコが頭を上下に振ることで、体内の餌を口まで移動することがあります。
基本的には、オスがメスに対する求愛行動ですが、1羽だけの単独で飼育している場合は、発情期になると、お気に入りのオモチャに吐き戻しをしたり、飼い主さんに吐き戻しをして愛情表現をすることもあります。インコのオスは吐き戻した餌をメスに与えるので、鳥の嘴に似ている人間の指先に対して餌を吐き出すことがあります。
また、オスだけで多頭飼いしている場合でも、オス同士で吐き戻しをして餌を与えることも稀にあります。
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インコが頭を下げる時は？
放鳥時にインコと遊んでいると、インコが頭を下げて飼い主さんの方へ近寄ってくることがあります。この行動の理由は、インコが飼い主さんに頭を撫でてもらいたい時に見せる仕草です。
インコは、羽繕いをすることで羽を清潔に保っています。嘴を器用に使って毎日羽繕いをするのですが、体の中でどうしても自分では羽のお手入れができない部分があります。それがインコの頭部です。
インコは、自分の頭部の羽繕いをすることでできないので、飼い主さんに撫でてもらいたいのです。そんな時にインコが頭を下げるわけです。
飼い主さんとの触れ合いに慣れているインコは、頭を撫でてもらえますが、まだ慣れていない人見知りなインコは、止まり木などに自分の頭を擦り付けて羽繕いをすることがあります。
インコの遊び道具「ミニマンチボール」
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