ペットとして飼われているインコの寝る時間は、飼育環境の違いや個体差によって様々ですが、大体どのくらいの睡眠時間が理想なのでしょうか。
また、飼育下のインコは、基本的には止まり木の上で寝ますが、寝る場所は個体によって様々です。時には、ケージと物の隙間やケージの床など、驚くような場所で寝る子もいます。そもそもインコにとって特定の寝床(バードテント)は必要なのでしょうか。今回は、インコの睡眠について解説していきます。
インコの寝る時間(睡眠時間)
野生のインコは、日の出とともに起き出して、日の入りの時間になると眠りにつくという規則正しい生活をしています。野生のインコの睡眠時間は、12~16時間くらいになります。
ペットとして飼育されているインコの種類は、セキセイインコ、オカメインコ、コザクラインコなど様々ですが、基本的には野生のインコと同じような睡眠環境で飼育することが望ましいです。しかし、人間と一緒に生活していると、どうしてもインコの寝る時間がずれてきてしまいます。
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たとえば、飼い主さんが仕事で帰宅時間が遅くなる時は、どうしてもインコが寝る時間帯も遅くなりがちですし、深夜に物音が聞こえると、インコが起きてしまうこともよくあります。
インコの睡眠方法は、人間のように7~8時間ぐっすり眠るものではありません。睡眠中に天敵に襲われても反応できるように、インコは浅い眠りを繰り返しています。ですから、インコが夜中に起き出しては再び寝るということがよくあります。
ペットのインコの場合は、夕方18時頃にはケージにおやすみカバーを被せて就寝させて、朝6時頃には起床できる環境を整えてあげると良いでしょう。睡眠時間は最低でも11時間程度は確保できることが望ましいです。
おやすみカバー
インコの寝る場所は?寝床は必要あるの?
野生のインコは、主に熱帯の森林地域に生息しているので、寝る場所は木の上で寝ています。繁殖期には巣を作りますが、それ以外では野生のインコに特定の寝床はありません。
野生のインコの多くは、木の枝に止まって寝ています。インコの種類によっては木の穴を寝床にするものもいますが、一般的に飼育下で繁殖し販売されているインコは、特定の寝床がなくても育てることができます。
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インコのペット用品で、寝床(バードテント)が販売されていますが、必ずしも必要なものではありません。インコを飼育する際に、バードテントはあってもなくてもどちらでも大丈夫です。
インコがバードテントの中で寝るかどうかは、その子の性格によるところが大きいです。メスのインコは発情すると巣にできる場所を探して、狭い場所に潜り込むようになります。繁殖の予定がない場合は、不必要な産卵は避けるべきなので、バードテントや巣箱は使わない方が無難です。
バードテントを寝る場所として使わなくても、昼間にバードテントの中に入って遊ぶ子もいるので、インコの遊び道具の1つとして考えておいても良いのかもしれません。
バードテント
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