今回は、文鳥が嘴を擦ることで音を出したり、嘴をカチカチと鳴らす仕草を見せる理由について紹介します。この仕草は、文鳥のオスとメスの両方に見られる愛情表現です。それでは、具体的にどのような行動をとるのかを確認していきましょう。
文鳥が嘴を擦る!カチカチと鳴らす愛情表現
文鳥のオスは、メスへの愛情表現として、独特なメロディーのさえずりや、体を上下に飛び跳ねる求愛ダンスを見せます。
それに加えて、オスの文鳥は、止まり木などに自分の嘴を擦ることで音を出す仕草を見せることがあるのです。
オスの文鳥は、まるで歌(さえずり)に手拍子をつけるように、嘴を鳴らすことでメスに気持ちを伝えようとします。
オスの求愛行動に気を良くしたメスの文鳥も、嘴を擦ったりカチカチと鳴らすことで、オスから愛情表現に応えます。
その後、お互いの気持ちが盛り上がったオスとメスは、お互いの嘴を擦り合わせる仕草を見せます。
Sponsored Links
文鳥の主なコミュニケーション方法は、鳴き声によるものが重要視されていますが、実は、鳴き声以外にも、嘴を擦ることや嘴をカチカチを鳴らすなどで音を出して気持ちを伝えることが知られています。
さえずりによる特定のフレーズに合わせて嘴を鳴らすことで、コミュニケーションをとっているのではないかと考えられています。
文鳥が飼い主さんのために嘴音を出す時は?
オスの文鳥を単独飼育していると、文鳥が飼い主さんのことを最愛のパートナーであると認識していいることがあります。
その場合は、飼い主さんに対して文鳥が嘴を擦る音を出したり、嘴をカチカチと鳴らして愛情表現することあります。
そんな時は、飼い主さんが文鳥のパートナーとして、オスの愛情表現に応えてあげると良いでしょう。応え方は、飼い主さんの指先の爪を文鳥の嘴の代わりに使って音を鳴らします。
最初は、オスの文鳥が止まり木などに嘴を擦ることを繰り返して、リズムを出し始めます。それと同じようなリズムで、飼い主さんも指の爪をテーブルやケージの網などに擦り付けて音を出して応えます。
Sponsored Links
次第に気持ちが盛り上がってきた文鳥は、独特なメロディーでさえずり始めて、それに合わせて嘴音でリズムを取ります。それに合わせて飼い主さんも、指の爪を擦ったりカチカチと軽く打ち付けたりして、同じようにリズムを取って応えましょう。
最後に文鳥が鳴き止んだら、飼い主さんが、文鳥の嘴を指先で軽く摘まんであげると喜びます。大抵の文鳥は、嘴を軽く摘まむと喜ぶのは、文鳥のオスとメスの愛情表現で、お互いの嘴を擦り付ける仕草があるからです。
ただし、メスの文鳥が発情期でソワソワしている時は、背中を触ったりすると卵を産んでしまうことがあるので、そっとしておいた方が無難です。不要な産卵は文鳥に負担がかかるので注意が必要です。
バードトイ「回転パーチ」
Sponsored Links