ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー、通称:レオパ)は、ケージの隅を指でカリカリと掻いて外に出たがる仕草を見せることがあります。
しかし、ケージの外に出ようとどんなに暴れても、ヒョウモントカゲモドキは壁面を登ることができないので、ただただ上を向くばかり…。
そんなヒョウモントカゲモドキを可愛そうと思い、レオパをケージから出してあげて、部屋の中を散歩させてあげる飼い主さんも少なくありません。今回はヒョウモントカゲモドキを部屋んぽさせる時の注意点を紹介します。
ヒョウモントカゲモドキは壁面を登れない
ケージの外に出たがるヒョウモントカゲモドキは、ケージの壁面に前足を当てて仁王立ちになりますが、それ以上は上に登ることはできません。分類学上では、ヒョウモントカゲモドキはヤモリの仲間とされていますが、ヤモリのように壁面を登ることができず、ヤモリよりもトカゲのような特徴を持っていることから、「トカゲモドキ」という名前が付けられています。
ヒョウモントカゲモドキは夜行性の動物なので、夜に動きが活発になります。脱走を企てるようにケージの上を向く、またはケージを前足で掻いて出たがる仕草を見せるのは、主に夜に見られることが多いです。
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ヒョウモントカゲモドキを部屋んぽさせる時の注意点
ヒョウモントカゲモドキを部屋で散歩させる時に注意すべきことは、主に2つあります。1つ目は「温度管理」についてです。2つ目は「脱走」についてです。それでは、1つひとつ確認していきましょう。
温度管理について
ヒョウモントカゲモドキの飼育において適温は、25℃~30℃程度です。ですから、日本でも暖かい季節であれば、適温範囲内なので問題ありませんが、寒い季節は注意が必要です。
寒い季節は、部屋の中の温度をヒョウモントカゲモドキの適温に合わせることは困難なので、この時期はヒョウモントカゲモドキの部屋んぽはしない方が無難です。
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脱走について
ヒョウモントカゲモドキの歩くスピードはとてもゆっくりなので、飼い主さんが常に見張っていれば、部屋んぽ中に何処かへ脱走してしまう可能性は低いですが、ヒョウモントカゲモドキが活発に動き回る時間帯は、主に深夜であることが多いので、うっかり飼い主さんが目を離してしまったり、寝落ちしてしまったりすることがあるかもしれません。
ヒョウモントカゲモドキは、薄暗く狭い場所を好むので、家具の隙間などに逃げ込んでしまったら、なかなか見付からないことがあります。ヒョウモントカゲモドキはもともと頻繁に食事をとる動物ではなく、水さえあれば数日食べなくても生きていけますが、温度管理の問題や家具の移動中に挟まってしまうなどがあるので、できるだけ早く見付けてあげたいものです。
ヒョウモントカゲモドキは、ケージの上を向く仕草を見せて出たがるわりには、それほど行動的な動物ではないので、5分、10分程度、部屋んぽをするだけで、大抵は満足してくれます。長時間、ケージの外を散歩させるとトラブルの原因になるので、ほどほどにしておきましょう。
また、部屋んぽ中は、ヒョウモントカゲモドキが段差でケガしたり、誤飲などがないように、しっかり見張っておくことが大切です。
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