今まで様々な熱帯魚を飼育してきましたが、あくまで個人的な感想ですが、最も手間も費用もかからないのがアカヒレだと思います。熱帯魚以外にも犬や小鳥、カメなどいろいろな動物を飼育した経験がありますが、それらと比べてもアカヒレの飼育は簡単です。
アカヒレはビンなどの小さな容器でも飼育できるので、熱帯魚を育てた経験がない方でも簡単に飼育することができます。今回はアカヒレをビンで飼育する時の注意点を紹介します。
アカヒレはビンで飼育できる
飼育できる数の目安・・・水量500mlに対して1匹
水換えの頻度・・・ビンで飼育する場合は3日に1度は水を交換
適水温・・・適水温は25℃、限界水温は最低10℃、最高29℃
エアポンプ不要、適水温であればヒーター不要
アカヒレは、必要とする酸素の消費量が少なく、水質の変化にも強いため、ビンなどの小さな容器や小型の水槽で、エアポンプ無しで飼育することができます。飼育できる目安の匹数は、水量500mlに対して1匹です。
最近では、ビンなどの容器に水草をオシャレにアレンジしたアクアリウムを楽しむ方がいますが、そのアクセントとしてアカヒレを飼育するという楽しみ方があります。
使用する水道水は、有害なカルキを抜いて水槽に注ぐようにしましょう。熱帯魚用のカルキ抜き剤を使用してもいいですが、バケツなどに水道水を入れて、そのまま1日ほど放置しておけば自然とカルキが抜けます。
アカヒレをビンなどの小さな容器で飼育する場合は、3日に1度は水を交換するようにしましょう。
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アカヒレは熱帯魚にしては寒さに強い魚ので、冬でも暖かい部屋の中で飼育する場合はヒーター無しでも大丈夫です。ただし、水温が10℃を下回る場合は、観賞魚用のヒーターを使う必要があります。
アカヒレの適水温は25℃です。限界水温は最低10℃、最高29℃です。限界水温は、あくまで目安です。できるだけ適水温に近い環境で飼育するようにしましょう。
アカヒレはペットショップなどで、100円もしないくらいの安価で販売されています。アカヒレを扱っているショップであれば、おそらく専用の餌が1袋200円程度で販売されているはずです。後はビンなどの容器さえ準備できれば、ほとんど費用がかかりません。
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アカヒレをビンで飼育する時の3つの注意点
1. 水量は多いにこしたことはない
飼育できる数の目安は水量500mlに対して1匹ですが、これは水量500mlほどの小さなビンでも飼育できるという目安であって、水量が多ければアカヒレが自由に泳ぐことができるので、大きい水槽が準備できるのであれば、それにこしたことはない。
実際にアカヒレをビンで飼育してみた感想は、金魚鉢ほどの水量で2、3匹程度のアカヒレを飼育するくらいの余裕があった方が良いように感じます。
丸いガラスの容器に、お好みの水草をアレンジして、その中にアカヒレを泳がせると、とてもオシャレに仕上がります。
アクアリウムにおすすめの丸い容器
しずく型の容器がネイチャー感があってオシャレです。
2. 水温は寒さより暑さに要注意
アカヒレを熱帯魚なので寒さに弱いイメージがあると思いますが、実は地域によってはヒーター無しでも飼育可能です。
西日本では冬でもヒーターは必要ないと思います。関東地方でも家の二階やロフトなど、暖かい空気が溜まる場所であれば、ヒーター無しでも飼育できるかと思います。(環境によって水温は異なるので、水温が10℃を下回る場合は、観賞魚用のヒーターを使いましょう。)
むしろ注意が必要なのは夏の水温管理です。日本の猛暑日は気温が35℃以上になることがあり、それに伴い水温も上がります。アカヒレの限界水温は最高29℃です。小さなビンで飼育していると、気温の影響を受けやすいので、水温がすぐ上がってしまいます。
特に家の二階など、暖かい空気が溜まりやすい場所で、猛暑日に飼育している場合は注意が必要です。猛暑日には家の中で比較的涼しい場所にビンを移動するか、クーラーで温度管理ができる部屋にビンを移動するなどして対応すると良いでしょう。
3. 意外と盲点は夜の飼育環境
オシャレなビンにアカヒレや水草を綺麗にアレンジすると、どうしてもリビングなどの目につく場所に置きたいものです。すると、アカヒレの眠る時間になっても消灯せずに、明るい部屋のままにしてしまい、その結果アカヒレが体調を崩してしまうことがあります。
基本的には日が沈めばアカヒレは寝ます。遅くても18時頃にはビンを暗い場所に移動するか、カバーなどをかけて暗くするなどしてあげましょう。
アカヒレの寿命や基本的な飼育方法ついて書いた記事があるので、合わせてご覧ください。
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