今回はベタの体色変化の原因や、退色予防について紹介します。
ベタの体色が薄くなる、または体色が濃くなるという変化は、主に「成長過程によるもの」と「環境の影響によるもの」の2種類があります。
前者は飼育によってどうにかなるものではありませんが、後者は飼育環境の改善で対応できます。
ベタの色が薄くなる・濃くなる原因
体色変化しやすい個体・体色変化しにくい個体
ベタは成長するにつれて体の色が変化することがあります。個体によっては成魚になってからも色が薄くなることもあれば、色が濃くなることもあります。これは体調不良が原因ではなくて、個体そのものの変化です。
ベタの体色変化には個体差があり、体の色が変化しやすいベタもいれば、変化しにくいベタもいます。ただし、一般的には単色のベタは成長過程で一度体の色が落ち着くと、そこらから変化しにくいと言われています。
体の色が変わりやすいのは、ファンシーやマーブルなどの多色の個体です。基本的には緩やかに体の色が変わっていくので、意識して見ていないと変化に気付かないことがあります。時には、数ヵ月ほどで色が鮮やかになったり、色抜けして白っぽくなることもあります。
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照明による影響
ベタには保護色機能があり、周囲の環境に対応して体色を変化することがあります。この機能よる体色の変化は、改良ベタよりも比較的野生に近いワイルドベタによく見られます。
特に影響を受けやすいのが、光によるものです。照明が明るすぎると、周囲にあるものが白く明るく見えるので、それに合わせてベタの色が薄くなるということがあります。特にワイルドベタは強い光が苦手なので注意が必要です。
それとは反対に、薄暗い部屋で水槽の底が暗い色になっていることが原因で、ベタの体色が黒色に濃くなることがあります。
水質による影響
ベタは瓶などの小さな容器で飼育できるほど、ある程度の水質の悪化にも耐えられますが、水質の急激な変化には弱い魚なので、水を交換する際に注意が必要です。
水質の合わせに失敗すると、水質の変化に驚いたベタが一時的に体色を薄くしてしまうことがあります。そのため、新しい水に慣らす際は時間をかけて丁寧に行うことが大切です。
一般的にベタに適した水は弱酸性から中性と言われており、日本の水道水(カルキを抜いたもの)でも十分に飼育が可能です。ただし、改良ベタの場合は、流通元の養殖場や販売元のペットショップなどによって、飼育されている水質(pH)の環境が微妙に異なることがあります。
購入前にどのような水質で管理されていたのかショップに確認し、自宅の水質に少しずつ馴染ませていくと、驚かせることなく美しい体色を維持しやすくなります。
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水流による影響
野生のベタは、メコン川流域の比較的水流が弱い場所に生息しています。そのため、改良されたベタも激しい水流が苦手な魚であり、フィルターなどの強い水流にストレスを感じて体色が薄くなってしまうことがあります。
ベタを飼育する際は、フィルターの吐出口の向きを変えたり、水流を弱める調節機能を活用したりして、水槽内に穏やかな水流、または水流が当たらない落ち着ける場所を作ってあげることが望ましいでしょう。
退色予防にはフレアリング
ベタの色が薄くなる、または色が濃くなるという変化は成長過程によるもので、コントロールできるものではない場合もありますが、美しい色を保つためにはフレアリングの習慣が大切です。
フレアリングとは、オスのベタが行う威嚇行動のことで、ヒレとエラを広げて相手を威嚇します。この行動はオスがメスに求愛する時にも見ることができます。適度なフレアリングの習慣は、ベタの健やかな状態を保つのにも良いとされているので、退色予防が期待できます。
フレアリングの頻度は、1日1~2回、時間は5~10分程度を目安にすると良いでしょう。複数のベタを飼育している場合は、別々の容器で飼育しているベタ同士を容器越しに近づけると、お互いにフレアリングします。単体で飼育している場合は、鏡を使うと良いでしょう。
ベタの飼育方法について書いた記事も合わせてご覧ください。

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