ネオンテトラは昔から愛されている定番の熱帯魚で、安価で丈夫なことから初心者の方にもおすすめの魚です。今回はそんなネオンテトラと相性のいい魚を紹介します。
また、人気の熱帯魚の1つでもあるベタとの混泳はできるのか?など、ネオンテトラと他の魚を一緒に飼育する場合の注意点も合わせて解説していきます。
ネオンテトラは初心者におすすめ
ネオンテトラは、主に南米のアマゾン川流域に生息する小型魚です。一般的に「カラシン」と呼ばれる種類になります。水温の変化に比較的強い魚なので、熱帯魚の飼育が初めてという方にもおすすめです。
ネオンテトラは、背ビレ側が青色で腹ビレ側が赤色の美しい見た目から、昔から愛されている熱帯魚飼育の定番です。群れて泳ぐ習性があるので、10匹以上は水槽で飼育すると、見た目が良いと思います。
ネオンテトラはブリードが盛んに行われている人気の種類なので、とても安価な魚です。1匹あたり100円もしないくらいの値段で購入できます。
ペットショップでは、まだ体が小さい頃のネオンテトラが販売されていますが、その後に飼育していくと、最大で4cmほどまで成長します。寿命は2年ほどが目安です。
ペットショップでネオンテトラを選ぶ時の注意点
ペットショップに大量のネオンテトラがまとめて届きます。そのため、全てのネオンテトラが元気で万全の状態とは限りません。弱った個体を購入してしまうと、上手に飼育できないことがあるので、ペットショップでネオンテトラを選ぶ時には注意が必要です。
ネオンテトラを選ぶポイントは「入荷後2週間以上経った個体を選ぶ」「泳ぐスピードを観察して元気な個体を選ぶ」の2つです。
まず、ペットショップの店員さんにネオンテトラの入荷日を聞いて、2週間以上経っても元気な個体を選ぶと良いでしょう。入荷直後は弱っていたり、まだ水槽に馴染んでいなかったりするので、そのタイミングで購入のは避けた方が無難です。
また、ネオンテトラの泳ぐスピードや反応をよく観察して、できるだけ元気で健康な個体を選ぶと良いでしょう。
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ネオンテトラと相性のいい魚
ネオンテトラは穏やかな性格の魚なので、他の様々な種類の熱帯魚と混泳することができます。たくさんの種類の熱帯魚と一緒に飼育することが可能ですが、ここでは、ネオンテトラと相性のいい魚をいくつか紹介します。
「カラシン」テトラの仲間
ネオテトラは、「カラシン」と呼ばれる種類の魚で、この種類であれば他の魚とも違和感なく混泳させることができます。ネオンテトラには見た目がよく似た近縁種・品種改良種がいます。見た目がそっくりなカージナルテトラやグリーンネオンテトラや、ヒレが長く品種改良したロングフィンネオンテトラなどがいます。
これらのテトラの仲間は穏やか性格なので相性のいい魚と言えますが、ブルーテトラは気性が荒いので混泳は避けた方が無難です。
グッピー
ネオンテトラの体の色は青と赤なので、できれば他の色の魚がいいという方には、色彩のバリエーションが豊富なグッピーをおすすめします。グッピーはヒラヒラとなびく尾ビレが特徴で、ネオンテトラとは異なるシルエットを持っているので、一緒に飼育すると見た目の相性がいい魚です。
ただし、グッピーは繁殖力が高いため、オスとメスを混泳しておくと、いつの間にか必要以上に増えてしまったというのはよくある話です。水槽の容量を超えて増えすぎてしまうと、熱帯魚にとってストレスになるので、繁殖を希望しない場合は初めからオスとメスどちらか一方だけを飼育するようにしましょう。
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グラミー
グラミーは穏やかな性格の魚なので、ネオンテトラとの混泳が可能です。特に「ゴールデンハニードワーフグラミー」は淡水魚には珍しく黄色の個体なので、水槽に入れるととても華やかで存在感があります。
ただし、ネオンテトラとグラミーを混泳させる際に注意点があります。それは、餌やりの時にグラミーがきちんと食べているかを確認することです。
グラミーは大人しい性格のうえに泳ぐスピードがネオンテトラよりも遅いので、餌やりの時に注意して見てあげないと、ネオンテトラに餌を先に食べられてしまって、グラミーが食べられないことがあるのです。
コリドラス
コリドラスは水槽の下層で過ごす魚なので、主に中層で泳ぐネオンテトラとは住み分けが可能です。生態の違いからお互いに争うことがないので、コリドラスはネオンテトラと相性のいい魚と言えます。
コリドラスは体の色が茶色の個体が多く、比較的地味な印象が強いですが、中には白い体のアルビノもいます。コリドラスのアルビノは見た目が白いことから「白コリ」という愛称で呼ばれています。
ネオンテトラとベタは混泳できるのか?
結論から言うと、ネオンテトラは、ベタのように気性の荒い魚との混泳は避ける方が無難です。
熱帯魚の性格は個体差があるので、ネオンテトラとベタの混泳が成功しているケースが、全くないわけではありませんが、特にベタのオスは「闘魚」と呼ばれるくらい荒々しい性格をしているので、穏やかな性格のネオンテトラとは相性があまり良くありません。逆に単独で泳いでいるベタを他の魚が追い回して、被害を受けるケースも少なくありません。
また、ネオンテトラとベタを一緒の水槽で飼い始めたばかりの頃は上手くいっていたとしても、次第に環境に慣れてくるにつれて、お互いの存在が気になり出して、争うような仕草を見せるケースもあります。
ベタの他にもエンゼルフィッシュなども肉食性が強く気性が荒い傾向があるので、ネオンテトラとの混泳は相性が悪いと言えます。
ベタの飼育方法については、こちらの記事をご覧ください。
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