夜中に元気良く回り車でジョギングしているハムスターを見ると、この子はいつも何時に起きるの?何時に寝るの?何時間寝るの?と疑問に思う方がいらっしゃるのではないでしょうか。
ペットして飼育されているハムスターの生活リズムは個体差がありますが、本来、野生のハムスターの起床時間と就寝時間はほぼ決まっています。それを基準に考えてみると、ハムスターにとって適した生活リズムが分かってくると思います。
野生のハムスターは何時に起きる?何時に寝る?何時間寝る?
ハムスターは夜に活発になる動物なので、夜行性の動物だと認識している方が多いと思いますが、厳密に言うと「薄明薄暮性」の動物です。
薄明薄暮性動物とは、日の出の薄暗い時間帯と、日没の薄暗い時間帯に活発になる動物のことを言います。
野生のハムスターは猛禽類などの天敵から身を守るために、周りが薄暗い時間帯に食べ物を探して活発に動き回ります。ハムスターの毛の色は、土や岩などの保護色になっているので、薄暗い時間帯では自然に溶け込んで天敵に見付かりにくい。
日の出と日の入りの時刻は季節によって異なるため、野生のハムスターが何時に起きる?何時に寝る?という質問の答えは、当然ですが季節によって時間が異なります。
たとえば、日の入りの時刻が午後6時半頃だとすると、ハムスターはその1時間前くらいに起きて活動し始めます。日の出の時刻が午前4時半頃だとすると、ハムスターはその1時間後くらいに寝ます。その後、12時間ほど寝て、また夕方に起き出します。
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ペットのハムスターの起床時間と就寝時間は個体差がある
ペットとして飼育されているハムスターは、野生のハムスターと違って、生活リズムに個体差があります。その理由として考えられるのは、飼い主さんの生活リズムの影響で、本来の生活リズムからズレていたり、食べ物が貰えることが約束されているので、規則正しく起きて食べ物を探しに行くことがないので、睡眠時間が多くなっている可能性も考えられます。
本来、ハムスターの生活リズムは、日の入りの時間帯に起きて日の出の時間帯に寝るのが普通ですが、ペットとして飼育されているハムスターの中には、夜の8時、9時頃にならないと、なかなか起きないという個体もいます。
夜になってもなかなか起きてこなくて、いったい何時間寝るの?と心配になることもあります。ペットのハムスターは12時間から14時間くらい寝る子もいます。
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たとえば、飼い主さんの帰宅時間が遅く、ハムスターのお世話をする時間帯が、夜の8時、9時頃になってしまう場合は、その生活リズムがハムスターに影響している可能性があります。
人間と同じでハムスターも不規則な生活を続けると体調を崩してしまうことがあるので、注意が必要です。ハムスターが決まった時間に起きて食事ができるように適量の食べ物を置いてあげたり、睡眠中のハムスターを物音で起こしてしまわないように静かな部屋にケージを置くなどして、ハムスターの生活リズムを崩さないように工夫しましょう。
人間の生活リズムとハムスターの生活リズムは異なるため、ハムスターを初めて飼育する方は、ハムスターは何時に起きる?何時に寝る?と疑問に思うかもしれませんが、夕方から夜中にかけては人間とハムスターの活動時間が重なるの時間帯なので、この時間に食べ物やケージの掃除などのお世話をするように心掛けましょう。
ハムスターのサボテン型ハウス
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