ハムスターが急に動かなくなる理由については、様々なことが考えられますが、主な理由は「警戒」「恐怖」「満腹」の3つが挙げられます。今回はハムスターの体が突然固まる理由について紹介します。
ハムスターが急に動かなくなる突然固まる理由
周囲を警戒して集中している
ハムスターは周囲を警戒している時に、急に動かなくなることがあります。たとえば、聞き慣れない音を聞いたり、知らない臭いを嗅いだりした時に、体はじっと動かずに、耳や鼻などに意識を集中していることがあります。
この時は、体はフリーズ状態で突然固まるけど、鼻はピクピク動いている状態です。人間でも耳を澄まして音を聞いている時や、臭いを嗅ぐことに集中している時は、体が止まっていることが多いです。
ハムスターの場合も同じで、音や臭いなどで周囲の情報を集めようと集中しています。この場合は、後ろ足で立って耳を澄ますような姿勢で急に動かなくなることがあります。
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恐怖で思考が停止している
ハムスターが何かを怖がって、体が突然固まる時があります。脳に過剰なストレスがかかることによって思考が停止し、急に動かなくなるのです。恐怖で立ちすくんでいる状態なので、鼻がピクピク動くこともありません。
突然大きな音を聞いてビックリしたハムスターがそのままフリーズ状態になったり、食事に夢中なハムスターから食べ物を取り上がると、急に思考が停止して動かなくなることがあります。この場合、その原因が飼い主さんの行動であることが多いので、ハムスターが突然固まることがないように配慮してあげることが大切です。
ハムスターのお腹は大切な臓器が詰まっている重要な部分です。この弱点とも言うべき腹部を守るために、体を低くして腹這いになった姿勢のまま急に動かなくなることがあります。時には、あまりに突然の出来事で警戒姿勢にもなれずに、後ろ足で立ったまま突然固まることもあります。
ハムスターは周囲への警戒や恐怖が理由でフリーズ状態になることがありますが、体を動かさずにじっとしている状態は、天敵から身を隠す意味でもあります。自然界ではハムスターの天敵である鷹などの猛禽類が空から狙っています。
そんな時に小さな体のハムスターがじっと動かずにいることで捕食されるリスクが軽減されます。ハムスターの毛の色は土や石などと見分けがつきにくい保護色になっているので、急に動かなくなることが自然に隠れることでもあるのです。
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食べ過ぎて動けない
ハムスターは、食べ物があればあるほど、必要以上にたくさん食べてしまうことがあります。食欲旺盛で次から次へと食べ物を口の中に詰め込んでしまうことがあるので、ちょっと目を離すとお腹がパンパンに膨れるほど食べ過ぎてしまうことがあります。
食べ物を食べることも、食べ物を消化吸収することも、非常に体力を消耗するので、ハムスターが食べ物を食べ過ぎてしまった後にぐったりと動けなくなっていることがあります。
特にヒマワリの種などの種子類は、脂質を多く含んでいるので、消化吸収に時間がかかるため、食べ過ぎることが理由でハムスターが急に動かなくなることがあります。
ヒマワリの種などの種子類はハムスターの大好物なので、ついつい与える量が多くなりがちですが、食べ過ぎると肥満の原因になるので注意が必要です。種子類はおやつ程度に控え目に与えて、主食はハムスター専用のペレットを適量与えるようにしましょう。
ハムスターのミックスフード
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