ハムスターの平均寿命は約3年ほどで、犬や猫など他のペットに比べると寿命は短い。
寿命が短いからこそ、充実した一生がおくれるように、飼い主さんは飼育に適切な環境作りを心掛けたいものです。
今回の記事は、ハムスターの飼い方についてです。
飼育に必要な物や温度と湿度が不安定になる夏と冬の飼い方など、ハムスターの飼育に関する様々な情報を紹介します。
ハムスターを飼うために必要な物
ハムスターを飼うために必要なものが全て揃っているハムスター飼育セットが市販されています。
初心者の場合は、飼育セットを準備するほうが簡単かもしれません。
ケージ
掃除のしやすさを重視して、ペットが快適に過ごせるものを選びましょう。
敷材
ケージの床に敷くためのチップは、ハムスターと飼い主さんがアレルギー反応を起こさないものを選びましょう。
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フード皿
エサ皿は、ある程度の重さがあるものを選ぶと良いでしょう。
軽いエサ皿の場合は、ハムスターが勢い良く食べると、食事中に移動してしまうことがあります。
フード
フードは、ペレット状のものを選ぶと良いでしょう。
ひまわりの種などのいろいろな食べ物が混ざっているフードでは、好きな食べ物だけ食べてしまい栄養が偏ってしまう可能性があるので注意が必要です。
トイレ
トイレを準備してもハムスターが必ず使ってくれるとはかぎりませんが、使ってくれたら嬉しいかなぁという気楽な感じで用意しておくと良いでしょう。
水飲みボトル
水飲みボトルは、水の出具合が重要です。
水飲みボトルの水の出具合が悪いと、敷材に水が漏れてしまいます。
毎日水を取り替える時に水が漏れていないかを確認するようにしましょう。
回し車
回し車は、ハムスターが足を挟む心配がない安全なものを選びましょう。
ハムスターが走る部分がハシゴ状になっていると足を挟んで怪我の原因になります。
また、ハムスターは回し車の中を勢いよく走るので、回し車の回る音がうるさい場合があります。
音が気になる場合は「サイレント・ホイール」と呼ばれる音の静かな回し車が市販されているのでおすすめです。
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ハムスターは1匹ずつ飼う
ハムスターの飼い方は、1つのケージに1匹だけ飼うのが基本です。
ハムスターは、縄張り意識が強いため、複数のハムスターを1つケージで飼育すると、お互いにストレスがかかってしまいます。
また、強い縄張り意識からケンカをしてしまうこともあるので、1匹ずつケージを分けて飼育するようにしましょう。
ハムスターは繁殖力が高いので、オスとメスを同じケージで飼育すると、ほとんどのケースで子供が産まれます。
繁殖を目的としていない場合は、1匹ずつケージを分けて育てるようにしましょう。
ハムスターの寿命
ハムスターの寿命は、およそ2~3年ほどです。
比較的長生きすると言われている種類のゴールデンハムスターでも4~5年と寿命の短いペットです。
できるたけ長く暮らせるように、ハムスターを飼う時には、環境に気を使う必要があります。
大きな音や強い臭いで恐怖心を与えてしまうとペットにストレスがかかってしまうので注意が必要です。
ヒマワリの種は主食ではない
ハムスターはヒマワリの種が大好きですが、ヒマワリの種は主食ではなくおやつです。
種子類は脂肪分が多いのでヒマワリの種ばかり与えていると太ってしまいます。
ハムスター専用ペレット状のフードを主食にして、おやつのヒマワリの種は少量にしておきましょう。
飲み水は毎日交換して、飲み口の汚れは落として清潔にしてあげましょう。
飼育に適した環境
フード皿やトイレなど、汚れが気になる場所は毎日掃除しましょう。
ケージの床の敷材は、3~4週間に1回は総交換しましょう。
ハムスターの飼育に適した温湿度は、温度20~28度、湿度40~70%です。
夏場の飼い方
ハムスターは、夏の暑さと湿度に弱いので、エアコンによる温湿度の管理が必要です。
ただし、エアコンに頼り過ぎて、長時間、冷房に当たると体調不良を起こしてしまう場合もあるので注意が必要です。
ケージの床の敷材の量を減らして涼しくしてあげると良いでしょう。
夏は、エサや水が腐りやすい季節です。
余ったエサや水は毎日処分して、フード皿と水飲みボトルも毎日きれいに洗ってあげましょう。
冬場の飼い方
ジャンガリアンハムスターなどハムスターの種類によっては、寒い季節になると夏毛から冬毛に生え変わるものもいますが、ハムスターに適した温度は20~28度なので、冬の寒い時期はとても過ごしずらい。
寒さ対策には、暖房をつけて室温を上げることが大切です。
冬は特に深夜が冷え込みので、暖房のタイマー機能を活用して就寝後も部屋を暖めておくと良いでしょう。
ハムスターが寝ている夜の間は、ケージの上から毛布を全体に被せて温めてあげるようにしましょう。
ハムスターの飼育でやってはいけない事
ハムスターは大きな音を警戒するので、あまりうるさくない場所で飼育しましょう。
また、直射日光は命にかかわる危険性があるので太陽の光は避けて、外からの風が直接当たらない場所で飼育しましょう。
ハムスターは、好奇心よりも恐怖心のほうが先に感じてしまう小動物です。
ハムスターが寝ている時に無理に起こしてしまったり、かまい過ぎてしまったり、大きな音で驚かしてしまったりすると、ストレスをためる原因になるので注意が必要です。
ケージの中にかじり木を入れてあげるなどストレスを軽減できるように気遣ってあげると良いでしょう。
かじり木として木製のおもちゃを与えることも良いでしょう。
食品包装用ラップの芯を適当な長さに切って、手作りおもちゃとして与えてあげても良いでしょう。
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