犬が急に家の中を走り回る原因については、様々ことが考えられます。
犬が楽しそうに走り回っているのは微笑ましいことですが、ツルツルに滑るフローリングの上を興奮状態の犬が走り回ると怪我の原因になるので注意が必要です。
また、突然、落ち着きがない興奮状態で走り続ける犬の行動が、飼い主さんに何かを訴えていることもあります。
犬の気持ちに気付いてあげて、しっかり対応してあげたいものです。
運動不足によるエネルギー発散
子犬の場合は、まだまだ遊び足りないといった有り余るエネルギーを発散したいことが原因で、興奮したように家の中を走り回ることがあります。
このような時は、子犬自身もどう対処したらいいのか分からない状態でとにかく走り回っているという状態です。
子犬の頃は、好奇心旺盛で遊び盛りなので、十分に遊んであげることが大切です。
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成犬の場合でも、満足に走り回れない日々が続くと、運動不足になって急に家の中を走り回ることがあります。
毎日、散歩に行くにもかかわらず、急に興奮したように走り回る場合は、散歩する距離が犬にとって不十分な場合があります。
犬の運動不足を解消するために、いつも散歩する距離よりも長くしてみると良いでしょう。
何かに恐怖を感じれている
犬がしっぽを後ろ足の間に丸め込んだり、耳を倒したままの時は、何かに恐怖を感じれるサインです。
犬が今まで見たことのないものに遭遇した時や大きな音が出るものなどに恐怖を感じて、どうすることもできずに、突然落ち着きがない状態で家の中を走り回るケースがあります。
危機感から、とにかくこの場所から離れたいという理由で走り回っているのかもしれません。
そんな時は、犬が安心できるように飼い主さんが撫でてあげたり、声をかけてあげたりすると良いでしょう。
ただし、恐怖を感じている対象と近い位置で犬を抱っこしてしまうと、犬にとっては逃げ場がなくなってしまうので逆効果になってしまうケースもあります。
ストレスが溜まっている
犬にとってストレスを感じることがあると、そのストレス環境から解放された時に急に走り回ることがあります。
たとえば、嫌いなシャンプーが終わった後に、ストレスを感じる状態から解放されたことが理由で急に家の中を走り回ることがあります。
犬にとって苦手な場所に行ったり、知らない人や犬などに会った後に、安心できる家に帰ってきて、ストレスから解放されたとたんに家の中を走り回るというケースがあります。
ストレスが原因で、突然落ち着きがない状態になり走り回ってしまう場合は、しつけよりも心のケアが必要です。
トリミングなどで犬が我慢しなくてはいけない時は、終わった後に撫でて褒めてあげたり、ご褒美のおやつをあげたり、その場でストレスを軽減してあげれば、急に走り回るほどストレスを感じなくなるかもしれません。
また、少しくらい苦手なことがあっても我慢すれば、おやつがもらえて褒めてもらえると学習する犬もいるでしょう。
普段の生活で、知らず知らずのうちに犬に無理をさせていないかを考えてみることも大切です。
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欲求不満
もっと遊びたい、おやつがほしい、散歩に行きたいなど、犬には様々な欲求がありますが、それらが満たされないことが原因で、突然落ち着きがない状態になり走り回ってしまうことがあります。
急に家の中を走り回る時は、犬が飼い主さんに何か訴えたいことがあるのかもしれません。
犬が今何を要求しているのか?お腹がすいているのか?遊びたいのか?そのサインを飼い主さんが見逃さないことが重要です。
犬は、自分の欲求が満たされないとストレスが溜まっていきます。
飼い主さんのほうが忙しくて遊んであげられない時でも、「後で遊んであげるね」と撫でてあげるなどして、ストレスを軽減させてあげることが大切です。
原因不明の癖のようなもの
犬の性格は、いろいろなタイプがあり、それぞれ様々な癖をもった犬がいます。
急に家の中を走り回るのが、単にその犬の癖であることも考えられます。
犬によっていろいろな癖がありますが、便をする前に走り回る癖がある犬もいます。
犬が何らかの原因で、興奮状態になり家の中を走り回っても、安心して休める場所を作ってあげることで、一旦落ち着く場合があります。
犬にとって自分だけが休めるスペースがあることは重要なことです。
犬のためにサークルで囲ったハウスを作ってあげると落ち着いた生活ができるかもしれません。
普段から犬の様子を観察することが大切
犬が突然、落ち着きがない状態で家の中を走り回る原因については、その他にも様々なことが考えられます。
犬が何を訴えていることが理由で興奮している状態が続くと、さらにストレスが溜まってしまいます。
また、落ち着きがない状態が続くことで攻撃性が出てしまうと場合もあるので注意が必要です。
運動不足や飼い主さんとのコミュニケーション不足などが犬にとってストレスになっている場合もあります。
飼い主さんは、犬が何を要求しているのかを普段から観察することが大切です。
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