生物学的に言えば、ネコ科の動物は夜行性です。
そのため、猫の夜鳴きと夜暴れるのは本能的な行動と言えます。
猫という言葉の由来は、猫は夜行性で昼間はよく寝るから「寝子(ネコ)」という意味で呼ばれるようになったという説があります。
ただし、飼い猫の場合は、人の生活リズムに適応して夜は寝るのが一般的で、夜寝れない猫は何らかの原因がある可能性があります。
毎晩、猫の夜鳴きや夜暴れることが続くと、飼い主さんのほうも寝れない日々が続くので辛いものです。
猫が夜活発になる原因の多くは本能的なものなので、なかなか対処することが難しいのですが、寝る前に猫がヘトヘトに疲れるくらい遊んであげるなどの対策を繰り返すことで夜鳴きや夜暴れることが軽減するケースがあります。
猫が鳴く理由
猫の性格は様々で、よく鳴く猫もいれば、ほとんど鳴かない猫もいます。
一般的に猫が鳴く理由は、何かを伝えたいからだと言われています。
よく鳴く猫は飼い主さんに依存する傾向があり、あまり鳴かない猫は依存するのが苦手な傾向があります。
ただし、あまり鳴かないからといって、甘えたくないわけではありません。
本来、野生の猫は、声を出して鳴くことで天敵に襲われる危険性があるので、子猫のうちに母猫から鳴いてはいけないと教えられます。
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一方、飼い猫は、天敵に襲われる心配がありません。
また、鳴くことで飼い主さんに自分の要求が伝わることを理解しています。
猫が鳴く主な理由は、次のようなことが考えられます。
●甘えたい時
●何かを要求している時
●警戒や恐怖を感じている時
●原因不明の本能的なもの
猫は、遊んでもらいたい時や甘えたい時に鳴きます。
自分に注意を向けてもらいたい時やお腹が空いてご飯を貰いたい時にも鳴きます。
狭い場所に挟まれて出られなくなった時や自分の身に危険を感じた時に鳴きます。
原因不明で本能的に鳴き続ける時もあり、このような状態は夜にみられることが多い。
本来、猫は夜行性の動物
いろいろな性格の猫がいて、夜鳴きや夜暴れる猫がいると思えば、夜になると目がしばしばしてきて、そのままぐっすり寝てしまう猫もいます。
生物学的に言うと、野生の猫でも飼い猫でも、ネコ科の動物は夜行性です。
ただし、飼い猫の多くは、人の生活リズムに適応して昼行性になっていると言われています。
猫の夜鳴きや夜暴れる原因が夜行性という本能的なものである場合は、どんな対策をしてもなかなか対処できないケースも少なくありません。
そもそも夜行性の猫と昼行性の人間とでは生活リズムが違うので、猫と飼い主さんのどちらかが諦めて慣れるしかないのかもしれません。
ただし、原因によっては対策としてできることもあります。
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猫の夜鳴きや夜暴れる原因
本来、猫は夜行性なので本能的には夜中に活発になる傾向があります。
ですから、夜鳴きや夜暴れる猫の原因については、なかなか分かりにくいことが多いのですが、考えられる原因は次のような事があります。
昼間は寝てばかりいる
昼間は飼い主さんが仕事に出かけるので、猫だけが家で留守番をしている場合は、退屈で寝てばかりいることが多い。
猫は昼間でもよく寝る動物ですが、いつも何もせずに寝てばかりいるわけではありません。
昼間は寝てばかりいることが理由で、夜になると急に活発になって暴れる、もしくは夜鳴きが続くことがあります。
環境が変わる
猫は環境の変化にとても敏感で、それが原因で夜鳴きが続いたり、夜に落ち着かなくて暴れることがあります。
最近、引っ越したばかりだったり、家具の置く場所を変えたり、猫が使う寝床を洗濯したばかりだったり、新しい家族が増えたり、様々な環境の変化で鳴き始めることがあります。
このような環境の変化であれば、2週間ほどで猫が慣れて自然に鳴き止むケースがほとんどです。
猫の体調が悪い
猫の夜鳴きの原因が、体調不良や身体のどこかに異常があることが関係している場合もあります。
ちゃんと食欲にあるか?便や尿に異常がないか?体調に異常がある場合は、早急に獣医の診断を受けるようにしましょう。
また、猫が不安を感じるものやストレスを感じるものが近くにあることが理由で、夜寝れないで鳴いている場合もあります。
原因不明
実は、猫の夜鳴きや夜暴れる原因は、人間には理解できないことが多い。
本来、ネコ科の動物は、深夜から早朝までは活動する時間です。
そのため、深夜や早朝に急に鳴き始める猫が多い。
猫は人と一緒に暮らすことで人間の生活リズムに合わせてくれていますが、猫自身でもコントロールできない野生の本能が関係して、夜鳴きや夜暴れるなどの行動をしてしまうのかもしれません。
猫の夜鳴きと夜暴れる時の対策
夜鳴きや夜暴れる猫は、毎晩繰り返すことが多い。
毎晩、猫が鳴き続けていると、飼い主さんが夜寝れないばかりか、近所迷惑になってしまうことがあります。
このような場合の対策としては、寝る前に猫がクタクタに疲れるまで遊んであげることで夜鳴きが軽減するケースがあります。
猫のお気に入りのオモチャで20分くらい遊んであげて、寝る直前にちょっとだけドライフードを準備しておくと夜起きてしまった時の対策になります。
寝る前に猫がクタクタになるくらい遊んであげることを毎晩の習慣にしましょう。
猫がヘトヘトに疲れるくらい、オモチャを使ってクルクルと回させたり、ジャンプさせたりすると良い。
夜になって寝ている時は、猫が遊ぼうと誘ってきても寝たふりをして無視を続けることが大切です。
「寝る前に遊んであげる」⇒「少しだけ食べ物をあげる」⇒「部屋の電気が消える」⇒「寝ている飼い主さんが無反応」というサイクルを毎日繰り返すことで猫が諦めてくれるかもしれません。
猫は年をとるにつれて、徐々に動かなくなっていきますが、子猫の場合は元気に動き回るものです。
昼間は飼い主さんが仕事で出かけていて、子猫が家で留守番している場合は、夜に活発に動き回るケースが多い。
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