猫が好き、でもウサギも好きという方は、猫かウサギのどっちを飼おうか迷うこともあると思います。今回は、猫とウサギの飼いやすさの違いについて紹介します。
猫とウサギの飼育の違い!どっちが飼いやすい?
猫の方が丈夫で寿命が長い
猫とウサギは、どっちが飼いやすいかについては、個体差があるので一概には言えませんが、個人的な意見ではウサギよりも猫の方が飼いやすいと思いますし、ネット上に公開されている他の意見も、猫の方が飼育しやすいと考える方が多いように見受けられます。
猫の方が飼いやすい理由はいくつか挙げられますが、最も重要なことは、ウサギと比べると猫の方が体が丈夫だということです。
猫は狙う側の肉食動物で、ウサギは狙われる側の草食動物ということもありますが、どちらが丈夫なのかは、それぞれの寿命を比較してみると一目瞭然です。
寿命の違いは、猫の寿命は12~18年程度で、ウサギの寿命は7~10年程度です。近年では餌や飼育環境の向上により、猫とウサギのどちらも長生きする傾向がありますが、ウサギと比べると猫の方が、寿命が長い動物です。長生きするということは、それだけ体も強いと言えます。
特にウサギは高温に弱いので、夏場はエアコンをつけっぱなしにすることもあります。猫も炎天下では体調を崩すこともありますが、ウサギほどデリケートではありません。
ウサギは体調を崩していても隠そうとするので、ウサギの行動や些細な変化を見逃さないように注意する必要があります。
万が一、体調を崩してしまった時に、犬や猫を診てくれる動物病院はたくさんありますが、ウサギを専門に診てくれる獣医さんは少ないです。このような理由からウサギよりも猫の方が飼いやすいと言えます。
Sponsored Links
猫とウサギはどちらも室内の様々な物を破壊する
これから猫とウサギのどっちを飼おうか迷っている方は、できれば家具などを傷付けないペットの方が良いと思うことでしょう。しかし、残念ながら、猫もウサギも室内の様々な物を破壊します。
猫は家具や柱で爪とぎをしたり、爪でフローリングを傷付けることがあります。障子がある場合は、穴だらけにすることもあります。
ウサギは家具や柱をかじってボロボロに破壊します。ウサギの歯は一生伸び続けるので、定期的に何かを噛んで歯の長さを調節する必要があるからです。
ペットとして飼われているウサギのほとんどは、巣穴を掘って暮らすアナウサギです。そのため、狭いところが大好きなので、家具の後ろ側に入り込んで、知らないうちにかじっていることがあります。
猫が爪で傷付けるのと、ウサギがかじるのを比べると、破壊力はウサギの方があるように思えます。ウサギは、カーペットやソファに穴を開けてしまうこともあったり、時にはコードも嚙み切ってしまうこともあるので注意が必要です。
猫の爪とぎ対策は、家具に保護シートを貼っておく良いでしょう。ウサギの場合は、家具を破壊しないように、普段はケージで飼育し、部屋んぽの際には周りをサークルで囲むことで対応できます。
保護シート
ウサギのケージ
ウサギのサークル
猫とウサギの鳴き声はそれほど大きくない
猫とウサギの鳴き声の大きさは、どっちもそれほど気にならない程度だと思います。犬のように群れを作って狩りをする動物は、お互いのコミュニケーションをとるためによく鳴きますが、猫は単独で狩りをするので、頻繁に鳴いていると獲物に気付かれてしまいます。ですから、猫は、もともと頻繁に鳴く動物ではないのです。
ただし、発情期の猫は自分をアピールするために大きな声で鳴きます。また、寂しがり屋の子猫も夜泣きをすることがあります。
一方、ウサギは声帯が発達していないので、そもそも大きな声を出すことができません。鳴き声というよりも、喉を鳴らして音を出すこともありますが、とても小さな音です。
ウサギの場合は鳴き声よりも、強く足踏みをして気持ちを伝えようとします。また、機嫌が悪いと物を咥えて、投げ飛ばした音で怒りを表現することもあります。
Sponsored Links
猫とウサギの体臭はないけどスプレー行為に要注意
猫もウサギも体臭はほとんどありませんが、どちらも縄張り意識が強い動物なので、オスの場合は室内のあちこちにスプレー行為(マーキング)をします。気の強いメスも稀にスプレー行為をしますが、メスよりもオスの方が多いです。
ベッドやソファなどの布製品に臭い付けをされると、後始末が大変です。糞尿の臭いの違いは、猫は肉食なので臭いですが、ウサギは草食なので、それほど臭くありません。
ただし、猫の場合はトイレがある決まった場所で排泄するので、掃除は楽です。ウサギもトイレを覚えることもありますが、部屋んぽ中は、室内のあちこちに粗相をしてしまいます。
猫のトイレセット
ウサギの三角トイレ
お留守番は一泊二日までが望ましい
お留守番は、デリケートなウサギよりも猫の方が我慢できると思いますが、不測の事態も考慮すると一泊二日までが望ましいです。
一泊二日のお留守番でも、空調管理をしっかりやって、餌と水は多めに用意するなど、環境を整えておく必要があります。二泊三日以上になる場合は、ペットシッターさんなどに預けた方が無難です。
Sponsored Links
おすすめの記事
猫のゴミ箱対策(あさる・倒す)蓋付きでロックできるのがおすすめ!