子犬の甘噛みはいつまで?甘噛みを止めない理由や意味、止めさせるしつけを紹介!

子犬がなかなか甘噛みを止めない…。そんな時はこの甘噛み癖はいつまで続くのだろうかと心配になってしまうものです。

子犬がいつまで経っても甘噛みを止めないことには、それなりの理由があるはずです。今回は、犬が噛むという行為が意味することと、犬の噛み癖を止めさせるしつけの方法について紹介します。

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子犬の甘噛みはいつまで?

子犬-甘噛み-いつまで-止めない-理由-意味-止めさせる-しつけ-かわいい-画像成長のスペードには個体差がありますが、子犬は8ヶ月くらいまでに社会性の基礎を学び、2才で落ち着いた成熟した犬になります。遅くとも2才までには甘噛み癖を治してあげると良いでしょう。それ以上、甘噛み癖を放置すると、なかなか治らないことがあります。

たとえ、目安の2才までの期間が過ぎてしまったからといって、甘噛みを止めさせることを諦めることはありません。飼い主さんが根気良く教えてあげれば、きっと愛犬の方も応えてくれるはずです。

子犬は生後2ヶ月までに社会性の基礎を学ぶ

子犬は生後2ヶ月までに犬同士の触れ合いをしっかりもたせることが大切です。親子や兄弟との触れ合いを通して、子犬は犬社会のルールを学んでいきます。犬同士でじゃれ合いながら、どこまで強く噛んだら痛いのか、または噛まなくても危険を回避できるボディランゲージなど、生後2ヶ月まではコミュニケーション能力の基礎をつくる大切な時期です。

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幼くして母犬と別れた子犬は…

早くから母犬から離れた子犬は、犬社会のルールを学ぶ術を知らないまま成長してくことになります。そのため、いつまでも飼い主さんに甘噛みを続けたり、噛む力加減も分からないので相手が痛いほど強く噛んでしまうことがあります。こういったことが、なかなか甘噛みを止めない理由になっていることがあります。

そんな環境にあった子犬でも、後から甘噛みを止めさせることができないわけではありません。飼い主さんが母親代わりになるつもりで、根気良く教えてあげれば、きっと子犬の方もそれに応えてくれるはずです。

幼くして母犬と別れた子犬は、社会性がなく精神的な落ち着きに欠ける傾向があります。そんな不幸な子犬を作らないために、2013年に改正された動愛法によって、生後56日を経過しない子犬は販売、ならびに販売のための展示や引渡しが禁止されています。

子犬が甘噛みを止めない理由と意味

捕食本能によるもの

動くものを追いかけて噛みつくことは犬の捕食本能によるものです。噛みつくことは犬本来が持つ捕食性を意味しています。

動く飼い主さんを見て、狩りのように攻撃するつもりはなくても、捕食本能が刺激されてついつい噛んでしまうというのが理由です。

歯の抜け替わりが理由

子犬の成長スピードは個体差がありますが、生後8週間ほどで乳歯が生え揃い、生後4~6ヶ月くらいの時期に永久歯に抜け替わり始めて、生後8ヶ月ころには永久歯が生え揃います。歯が抜け替わる時期の子犬は、新しい歯がムズムズしてどうしても何かを噛みたくなってしまいます。

噛むことが楽しいから

子犬が飼い主さんを甘噛みした時に叱ったり、騒いだりしていまうと、子犬はそれが楽しいことと勘違いしてしまい、なかなか噛み癖が治らないということがあります。

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甘噛みを止めさせるしつけ

噛み癖や吠え癖など犬の困り事は「叱る事」と「放置する事」で悪化します。大声で叱りつければ、犬は飼い主さんが反応してくれたと思い楽しくなってしまいます。困り事を放置すると、犬はその行動は飼い主さんに許可されたと勘違いして、やってはいけない事を繰り返します。

犬のしつけで最も大切なことは、普段から「褒める事」です。愛犬が人がいるところで落ち着いていられたら声をかけたり、優しく触ってあげたりして褒めてあげることが大切です。普段から褒めてくれる飼い主さんが突然相手をしてくれないからこそ、犬は「どうしたら良い事が起こるのだろう?」と考えるのです。

無視することで甘噛みがいけない事だと示す

子犬の甘噛みをしてしまう理由は、犬本来が持っている捕食本能によるところが大きいです。目の前でヒラヒラと動く飼い主さんの手や、目の高さで動く足などに、犬の本能が刺激されてついつい噛んでしまうことがあります。

子犬が噛みそうになったら、飼い主は背を向けてひたすら無視をすることが効果的です。子犬と目を合わすことも、声をかけることも止めます。子犬と遊んでいると、次第に興奮して噛むことがあります。そんな時は子犬を置き去りにしてひたすら無視をすると、子犬は「なぜ急に遊びを止めたのだろう?」「どうしたら飼い主さんに相手をしてもらえるのだろう?」と考えるようになります。

噛んでも良いおもちゃを与える

子犬-甘噛み-いつまで-止めない-理由-意味-止めさせる-しつけ-おもちゃ-画像歯の抜け替わり時期は、どうしても新しい歯がムズムズして何かを噛みたくなるものです。その対策としては、子犬に噛んでも良いおもちゃを与えて、噛みたいという欲求を満たしてあげることが大切です。

子犬が興奮しすぎる前に、遊びをいったん止めるなどして、子犬が遊びを通じて興奮のコントロールを学ぶと甘噛み癖も軽減されていくはずです。

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