子犬と一緒に遊ぶことでいろいろなことをしつけることができます。上手に愛犬と遊ぶなら動いているものを追いかけてくわえたくなる犬の習性を利用した「引っ張りっこ」からが始めるのがおすすめです。
引っ張りっこでは、犬がくわえやすく、飼い主さんがつかみやすいオモチャを選びましょう。
遊びなら学ぶ「オスワリ」の教え方
飼い主さんから遊びを誘いかけるのがポイントです。まずはオモチャを犬に見せて、これから一緒に遊ぶことを伝えましょう。
オモチャを犬の目の前で大きく動かして、犬がくわえたら引っ張りっこの始まりです。オモチャを左右に大きく動かすと犬はより楽しさを感じるようになります。
続いて、犬が興奮しすぎないように、オモチャとおやつを交換します。犬におやつを見せて、犬がオモチャを離したら犬を褒めておやつをあげましょう。
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一度はオモチャを離しても、犬はまだオモチャで遊びたりないはずです。犬の視線を上に向かせるようにオモチャを持ち上げます。犬の届かないところまで持ち上げて犬の様子をうかがいます。
すると、どうすればオモチャで遊べるのか犬は考えます。ここで犬が自分からオスワリの姿勢をとったら、引っ張りっこを再開します。これを繰り返すと犬はオスワリをすると遊んでもらえることを学習します。
何度か引っ張りっこの流れを繰り返したら、今度は離れた場所にオモチャを投げてみます。犬がオモチャを取りに行ってまた戻ってきたら、おやつとオモチャを交換し、遊びを再開します。
遊びを始める時も終わらせる時も、そのタイミングは飼い主さんが決めます。最後はおやつとオモチャを交換して遊びは終了になります。
甘噛みの予防
子犬は3~8ヵ月頃までに歯が抜け替わります。この時期に適切に何かを噛むことは、正常な歯の抜け替わりに必要なことですが、何でも噛んでしまうのは困ります。
誤った甘噛みを防ぐために、引っ張りっこなどのオモチャ遊びは有効です。子犬の頃から引っ張りっこをしていると、人の手よりもオモチャを噛む方が面白いと犬は覚えて、人の手を噛みにくくなります。
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犬が自発的に落ち着くようにする
犬の視線を上に向かせるようにすると、自然とオスワリの姿勢になりますが、なかには「もっと遊んでほしい」と犬が飛びついてくる場合があります。それでも、その時は応じないことが大切です。犬が自発的に落ち着くことができたら遊びを再開します。
飛びついてもオモチャに届かない、飼い主さんも遊んでくれないと思った犬は、やがて自然に落ち着きます。その時にオスワリの姿勢ができたら、再び飼い主さんから遊びの誘いをして引っ張りっこを再開します。
遊びながら自然と学ばせる
犬は動くものをくわえるのが大好きです。この習性を利用して、まずは引っ張りっこでオモチャへの興味を高めます。
それから、遠くへオモチャを投げると、犬はもっと遊んでもらうためにどうすればいいかを考えて、オモチャを持ってきたり、自発的に落ち着いたりするようになります。このように遊びは犬にいろいろなことを自然と学ばせます。
飼い主さんと犬が一緒に遊ぶことがポイント
犬が信頼を寄せる飼い主さんの条件は「食事を与えてくれること」「安全を確保してくれること」「一緒にいると楽しいこと」です。遊びは飼い主さんと犬の信頼関係を高めるためにとても大切です。
遊びといっても犬だけで遊ばせるのではなく、飼い主さんも一緒に遊ぶことがポイントになります。飼い主さんと犬の両者が遊びに参加することで、犬は飼い主さんと一緒にいると楽しいと感じようになります。そして、遊びを通じて犬にいろいろなことを学習させることもメリットになります。
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