犬の困った行動は放置も叱るのもNG!

犬の無駄吠えや噛み癖など、困った行動を繰り返し行う時は、ちょっと犬との生活を見直してみましょう。犬の困った行動の原因が生活環境や飼い主さんとのやり取りが関係しているかもしれません。犬が困った行動をもし起こしたらと考えるよりも、そもそもさせないような環境と適切な対応を行うことが大切です。

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困った行動は犬の本能的な行動に過ぎない

犬-困った行動-放置-叱る-吠える-画像犬が吠えたり、噛んだり、飛びついたりする行動は、そもそも犬に備わっている本能的なものです。吠えるのは、自分のテリトリーを守るためにや危険を仲間の犬に知られるために不可欠な行動です。物のにおいをかいだり、噛んだりするのは、一種の確認行為です。仲間と遊びたくて飛びつくのも自然なことです。

こうした行動が困った行動であるという場合は、それは飼い主さんが犬にしてもらっては困ると思っている行動といことです。犬からしてみれば、犬として当然の行動をとっているに過ぎないのです。

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犬の困った行動は飼い主さんの対応が重要

犬-困った行動-放置-叱る-ソファ-画像飼い主さんにとって困った行動でも、犬にとっては本能的な行動に過ぎないとは言え、社会のなかで人と共生し、飼い主さんと一緒に安全で楽しく暮らしている犬ならば、たとえば、吠える・噛みつくなどの威嚇的な行動をする理由はないはずです。それでもこのような行動を繰り返すようであれば、それには何らかの原因があるはずです。

犬が困った行動をした時は、飼い主さん自身がその行動を許していないか、あるいは助長していないかを確認する必要があります。知らず知らずのうちに、困った行動を犬が学習してしまっていることが少なくないのです。

犬の困った行動は放置も叱るのもNG

犬-困った行動-放置-叱る-舌出し-画像たとえば、家のチャイムがなるたびに吠えてしまう犬がいるとします。犬が吠えるがままに放置してしまうと、犬にチャイムが鳴ったら吠えてもいいと、日々学習させてしまうことになります。または、飛びつき癖のある犬の場合は、あえて犬が飛びつきそうなことを飼い主さんがしていないでしょうか。飛びついた犬に対して「ダメ!」と大きな声を出してしまうと、犬は飛びつくと飼い主さんが反応してくれるので、また飛びつこうとするのです。

犬が吠える・飛びつくなどの困った行動をとった時に、その行動を放置してしまうと、犬は許可されたと勘違いしてしまい困った行動を繰り返すようになります。犬の困った行動を声を出して叱ると飼い主さんが反応してくれたと思い、これもまた困った行動を繰り返すようになります。

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犬の困った行動の対処法

犬の困った行動をなくすためには、まずはどんな時にその困った行動をするのかを観察して、その原因を探ってみるのが大切です。たとえば、チャイムが鳴ると吠えるのは、チャイムが鳴った後に見知らぬ人が家の中に入ってくるのが怖いからかもしれません。飛びつくのは、飛びつく先に魅力的なものがあるからかもしれません。

その原因を取り除くことができれば、困った行動をしなくなります。犬を来客に慣らして、怖い気持ちがなくなれば吠えることを止めるかもしれませんし、目の前に魅力的なものを見せびらかさなければ、飛びつくこともないでしょう。

飼い主さんの行動や犬の暮らす環境を変えることで、そもそも犬に困った行動をさせないようにできることも多いです。困った行動が起こる前に、初めからさせないことが肝心です。

犬が困った行動をとったら、まずはその場で止めます。もしも犬が飛びついてきたら、背を向けたりして相手にしません。次に犬の暮らす環境を見直すなど、困った行動をさせない予防ができないかを再点検してみてください。

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