ペットの資格は犬猫以外の小動物も学べるのが重要!

代表的なペットと言えば犬と猫ですが、近年犬猫以外の種類の動物を飼育する人が多くなっています。以前からペットして人気があったウサギやハムスターに加えて、チンチラ、フクロモモンガ、デグーなどの小動物や、ヒョウモントカゲモドキ、小型のリクガメなどの爬虫類も人気が高まっています。

それらのニーズに応じて、ペット関連の資格や仕事についても対応する必要があります。

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ペットの犬猫は減っている

犬-褒めて育てる-褒める-タイミング-かわいい-画像農林水産省の調査によると、犬と猫の全国の飼育頭数は、ピーク時の2008年に犬:1千3百万頭以上、猫:1千万頭以上まで急激に増加しましたが、それ以降は減っているのが現状です。2020年現在では犬猫共に全国の飼育頭数が1千万頭を下回っています。

それらの代わりに、小型の哺乳類や爬虫類など、犬猫以外の小動物を飼育する人が増えているため、このようなニーズに対応することが、これからのペット業界の大きな課題となっています。

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犬猫以外の動物を扱う施設は限られている

犬猫を飼育する飼い主さんは減少していますが、動物病院やペットホテルなどの動物関連の施設数は増加傾向にあります。しかし、犬猫以外の小動物の受け入れ可能な施設は、限られているのが現状です。

たとえば、ウサギやハムスターなどのよく知られた小動物であれば、比較的受け入れの範囲が広がりますが、最近人気のペットのフクロモモンガなどの対応については、不安を感じる飼い主さんも少なくありません。そもそも犬猫専門の動物病院もあります。

ペットホテルに関しては、犬や猫の預かり主流で、その他のペットの受け入れは困難なところが多いです。犬猫を預かる場合も、その施設環境との相性が良くないペットは、リスク管理のために、預かりを断る施設もあります。生き物を預かる仕事なので、慎重な対応をせざるおえない場合もあります。

ただし、緊急時に犬猫以外のペットの受け入れをお願いしたいという飼い主さんのニーズがあることは事実です。そのニーズにいかに応えることがビジネス・チャンスを掴むことでもあります。

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ペットの資格は犬猫以外の小動物も学べるのが重要

ペットの資格を取得する人の多くは「ペット業界で働きたい」「開業したい」という目標を抱いていることと思います。ペット関連の仕事をする上で最も重要なことは、飼い主さんのニーズに応えるということです。

飼育率が高い代表的なペットと言えば犬と猫ですが、最近ではチンチラやフクロモモンガなど、様々な小動物を飼育する飼い主さんが増えています。ですから、ペットの資格も犬猫以外の小動物を含めた広い範囲の知識を学ぶ必要があるのです。

それに加えて、ペットの資格を活かして開業したいと考えている方は、法で定められている「販売」「保管」「貸出」「訓練」「展示」の5業種に適応している資格を選ぶことも重要です。

ペットホテルやペットショップなどを開業したい場合は、「動物取扱責任者」を1名選定し、地方自治体に「動物取扱業」の登録申請をする必要があります。

動物取扱責任者の条件

1)半年以上の実務経験または1年以上の飼養従事経験があること
2)ペット専門学校などの教育(1年以上)
3)環境省が認めた資格の取得
※1)2)3)のいずれかの条件を満たす者

3)の環境省が認めた資格の中でも、「販売」「保管」「貸出」「訓練」「展示」の5業種全てに適応している資格もあれば、そうではない資格もあります。初めてペット関連の資格を取得する方や、犬猫だけではなく広い範囲で動物について学びたいという方は、5業種全てに適応している資格を選ぶと、これからペット業界で仕事をしていく上で選択肢が広くなります。

環境省認定の「販売」「保管」「貸出」「訓練」「展示」の5業種全てに適応したペットの資格はいくつかありますが、知名度の高い資格の1つが「PR:愛玩動物飼養管理士1・2級(公益社団法人 日本愛玩動物協会)」です。

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