文鳥が噛む理由は、状況によって様々ことが考えられます。飼い主さんが痛いほど文鳥が強く噛んでくるからといって、必ずしも敵意があるとは限りません。文鳥の成長過程によるものや、換羽期の影響などで、やむおえず噛む時期もあるのです。
文鳥が噛む理由
文鳥が噛む時期
文鳥が噛む時の理由は、警戒心よるものが多いですが、それとは別に生理的な理由や成長過程によって文鳥が噛む時期があります。
文鳥が噛む時期は2つあります。1つ目は幼鳥の時期です。生後から約半年ほどの間は成鳥になるまでの学習期間です。この時期は何でも噛んで遊びなら学んでいきます。ですから、たとえ飼い主さんの指を噛んだとしても、敵意があってのことではないのです。
2つ目の噛む時期は、換羽の時です。換羽とは羽根の生え変わるのことで、文鳥は1年に1~2回は換羽期が訪れます。この時期は羽根の生え変わりに多くのエネルギーを消費するので、その疲労から文鳥の機嫌が悪くなる傾向があります。
換羽の疲労によるイライラをぶつけるように、飼い主さんを嘴でつついたり、痛いほど噛んでくることがあるのです。ただし、換羽は生理的なものなので、時期が過ぎれば噛むこと止めて元の文鳥に戻ります。
文鳥の換羽期が訪れる時期は個体差がありますが、春または秋に羽根が生え変わることが多いです。換羽の期間も非常に個体差があり、2週間ほどで羽根の生え変わりがすぐ終わる子もいれば、1ヶ月以上もかかる子もいます。
Sponsored Links
噛み癖にも理由がある
放鳥時に文鳥が飼い主さんを噛む理由として考えられるのは、飼い主さんにかまってもらいたいからということが挙げられます。放鳥時は文鳥と飼い主さんが一緒に遊ぶコミュニケーションの時間です。
ところが、飼い主さんがついつい文鳥から目を離して、テレビやスマホに夢中になっていると、文鳥がかまってほしさに噛んでくるということがよくあります。
このようなことを繰り返していると、やがては文鳥に噛み癖がつき、なかなか直らないということがあるので注意が必要です。文鳥が一人遊びしている時でも、飼い主さんがその様子を見てあげたり、声をかけてあげると良いでしょう。
また、文鳥が飼い主さんに羽繕いをしているということも考えられます。文鳥は仲の良い相手同士で羽繕いをし合ってコミュニケーションをとります。文鳥にとってはスキンシップのつもりでも、飼い主さんにとっては嘴が当たって痛いので、噛み癖だと勘違いすることがあるのです。
Sponsored Links
文鳥が噛む人と噛まない人の違い
文鳥は警戒心が強く、慣れていない相手が近づいてくると、口を開けて「グルルル」と怒りを表す鳴き声を出したり、噛みついたりすることがあります。
そんな気性が荒い性格の鳥が噛まない相手は、自分がパートナーと認めたものです。それに値するのが、つがいの鳥や、文鳥が心を許している飼い主さんになります。
ですから、いつもを文鳥に餌を与えている飼い主さんにはベタ惚れなのに、他の家族の人が文鳥に近づくと噛む理由は、文鳥が認めたパートナーが飼い主さんだけだからです。
また、文鳥を1羽だけ飼育していた頃は飼い主さんをパートナーとして認識していたのに、文鳥を2羽目を飼った途端に、飼い主さんを噛むようになった場合は、文鳥のパートナーがもう1羽の文鳥に代わったということが理由です。
文鳥は生きていくために、自分にとって重要な相手を判断しています。もう1羽の文鳥が繁殖する相手であった場合、パートナーとしての重要性は変わっていきます。
青菜のビタミンを小鳥に補給
Sponsored Links
おすすめの記事
文鳥の鳴き声の意味「キューキュー・ヒューヒュー・クルクル・ポポポ・キュッキュッ」種類別に紹介!