今回はシラサギとアオサギの違いや、田んぼで見かけるサギは渡り鳥なのか?それとも周年生息する留鳥なのか?という疑問について解説していきます。
シラサギとアオサギの違い
この写真の手前に写っている1羽がアオサギで、後方に写っている2羽が一般的にシラサギと呼ばれているものです。アオサギとは生物学上の和名です。一方、シラサギは見た目が白いサギの総称です。日本では、ダイサギ、チュウサギ、コサギなど、数種類の羽が白いサギを見ることができます。これらをまとめて「シラサギ(白いサギ)」と呼んでいます。
現在、生物学上の標準和名で「シラサギ」という鳥はいません。これらはあくまで見た目による総称であり、現代の分類では、コサギやチュウサギ、ダイサギなどは主に「コサギ属」などに分類されています。
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アオサギの羽毛は白い部分と灰色の部分があり全身が真っ白のシラサギとは違いますが、羽毛の色は個体差があるので、なかには見た目が白っぽいものもいます。
シラサギという呼び方から、サギは全て白い鳥だと思われがちですがそうではありません。個体によっては羽毛が黒っぽいサギもいます。
田んぼのサギは渡り鳥?
田んぼに水が入る時期になると、食料となるの魚や蛙、昆虫などを求めて、どこからともなくサギが集まってきます。そんな光景を目にすると、サギはどこから来ているのだろう?そもそもサギは渡り鳥だっただろうか?このような疑問が浮かび上がってくる。
実は日本に生息するサギは、地域や個体によって渡り鳥(夏鳥・冬鳥)だったり、留鳥だったりします。アオサギの生態を例に挙げると、本州から九州にかけての多くの地域では、一年中その場に留まって生活する留鳥としてお馴染みです。一方で、寒さの厳しい北海道などでは夏に繁殖のために飛来する「夏鳥」であり、冬になると寒さをしのぐために本州や九州などへ南下して冬を越します。
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アオサギは日本だけの鳥ではない
実は、アオサギは日本だけに生息する鳥ではなく、世界の広い範囲に生息する鳥です。アオサギは、ユーラシア大陸やアフリカ大陸に広く分布しているほか、日本やイギリスなどの島国、マダガスカル、東南アジアの一部などに生息します。
日本以外の国に生息するアオサギも、渡り鳥と留鳥がいます。渡り鳥のアオサギは、夏にユーラシア大陸中緯度地方で繁殖し、冬になると寒さをしのぐために、アフリカ大陸中部や東南アジアなどの暖かい地域に移動します。
アフリカ大陸南部やユーラシア大陸南部に生息するアオサギは、その地域に留まって生活する留鳥です。
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