文鳥は、様々な鳴き声を使い分けて自分の気持ちを伝えようとします。鳴き声の種類は「ピッ」「キュッキュッ」「ギュッ」「ポポポ」「ピピピ」「ヒューヒュー」「キューキュー」「ギュー」「クルクル」「グルルル」など、たくさんありますが、これらの鳴き声を文鳥の感情別に分けてみると意味が分かりやすいです。
文鳥の鳴き声の意味
文鳥の鳴き声は個体差があるので、全てが当てはまるというわけではありませんが、ここでは文鳥の代表的な鳴き声の意味を、それぞれの状況を例に挙げて紹介していきます。
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基本的な鳴き声
「ピッ」
鳴き声の意味:コミュニケーションをとる基本的な鳴き声
鳴き声の種類と高さ:高く短い声で鳴く
鳴き声の大きさ:大きい
文鳥の「ピッ」という短い鳴き声は、いわゆる「地鳴き」と呼ばれる文鳥の基本的な鳴き声です。この鳴き声は、飼い主さんや仲間を呼んだり、自分の居場所を知らせたり、文鳥がコミュニケーションをとるために、生活のあらゆる場面で使われる地の鳴き声です。
「ピッピッ」という鳴き声が時には「キュッキュッ」と聞こえたり、文鳥が驚いた時に鳴き方に力が入って「ギュッ」と聞こえることもあります。
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「嬉しい・楽しい」を意味する鳴き声
「ポポポ」「ピピピ」
鳴き声の意味:嬉しい・楽しい時の鳴き声
鳴き声の種類と高さ:やや高く短い声で鳴く
鳴き声の大きさ:小さい
文鳥の「ポポポ」「ピピピ」という鳴き声は、嬉しい時や楽しい時の鳴き方です。たとえば、飼い主さんと楽しく遊んでいる時や、大好きな食べ物を夢中に食べている時などに、思わず声が漏れ出すような小さな鳴き声で、「ポポポ」「ピピピ」と鳴きます。
「寂しい・甘えたい」鳴き声
「ヒューヒュー」「キューキュー」「ギュー」
鳴き声の意味:寂しい・甘えたい時の鳴き声
鳴き声の種類と高さ:やや高く長い声で鳴く
鳴き声の大きさ:小さい
文鳥は寂しい時や甘えたい時に「ヒューヒュー」「キューキュー」と切なそうに鳴きます。この鳴き声は高い声を長く伸ばして小さく鳴きます。時には寂しい気持ちや甘えたい気持ちが強く、鳴き方に力が入って「ギュー」という鳴き声になることがあります。
たとえば、ケージの文鳥が飼い主さんを呼ぶために鳴いている時に、最初のうちは文鳥の地鳴きの「ピッ」「キュッキュッ」という鳴き声だったのに、なかなか飼い主さんが来てくれないと、その地鳴きの間に寂しい気持ちを意味する「ヒューヒュー」「キューキュー」「ギュー」という鳴き声が加わっていきます。
それでも文鳥の所に飼い主さんが来ない場合は、軽い苛立ちを表す「クルクル」という鳴き声が、ところどころに加わっていくというのが呼び鳴きのパターンです。
苛立ち・怒りを意味する鳴き声
「クルクル」「グルルル」
鳴き声の意味:苛立ち・怒っている時の鳴き声
鳴き声の種類と高さ:低く短い声で断続的に鳴く
鳴き声の大きさ:軽い苛立ちは小さく、強い怒りや警戒は大きく
文鳥の軽い苛立ちを意味するのが「クルクル」という鳴き声です。もっと強い怒りや警戒を意味するのが「グルルル」です。いずれも喉の奥に音が籠ったような低い声で鳴きます。
文鳥が遊んでいる最中や、食事の途中などを邪魔された時に、「グルルル」と大きな声で鳴いて怒りを表します。複数の文鳥を飼育している場合は、「グルルル」と鳴いて威嚇した後にケンカになることがあります。
今回の記事で紹介した鳴き声以外にも、文鳥はいろいろな鳴き方をします。たとえば、オスが求愛する時の鳴き声は「ピーヨチヨピーヨ」と、メロディーを奏でるようにさえずります。この鳴き声は一例にすぎず、個体によって様々な鳴き方でアプローチします。それに加えてピョンピョン跳ねてダンスを踊ることもあります。
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