今回は、文鳥の放鳥時間の目安や、放鳥終了後にケージに戻らない文鳥の戻し方などを紹介します。
放鳥時間やケージの戻し方は、基本的には、文鳥の性格と飼い主さんの生活リズムに合ったものを選ぶことが大切です。いろいろ試してみて、文鳥と飼い主さんの負担にならない方法を探っていきましょう。
文鳥の放鳥時間
放鳥時間の目安・・・15分~1時間程度
文鳥の放鳥時間は、毎日同じ時間帯に同じ時間だけ放鳥させてあげれば、たとえ朝夕15分ずつでも満足してくれます。
ただし、今まで1時間放鳥していたのに、急に放鳥時間を15分に減らすと、文鳥に負担がかかります。重要なことは、放鳥時間を毎日同じ時間にすることです。
文鳥は朝の時間帯で活発になるので、できれば朝に放鳥をしてあげると良いです。そして、飼い主さんが仕事から帰ってきた夕方にも放鳥してあげると良いでしょう。
放鳥時間の目安は、15分~1時間程度です。放鳥中は、文鳥に危険がないように、飼い主さんは常に見守ってあげる必要があります。放鳥時間があまりに長過ぎて、文鳥から目を離した隙に危険にさらしてしまうことがないように注意しましょう。
朝と夕方の放鳥時間が同じではなくても大丈夫です。朝は仕事に行く準備で忙しいという飼い主さんは、朝の放鳥時間を15分程度にして、仕事から帰った夕方の放鳥時間は1時間程度するという方法でも良いでしょう。
放鳥時間の大切なことは、同じサイクルで毎日繰り返すということです。
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文鳥がケージに戻らない時の戻し方
放鳥時に文鳥がケージに戻らないことは、多くの飼い主さんを悩ませる問題です。
文鳥がケージに戻ってくれない原因は個体差がありますが、大抵の原因は、放鳥が楽しくて退屈なケージに戻りたくないということではないでしょうか。
文鳥の戻し方は、「おやつで誘う」「オモチャで誘う」「縄張り意識を利用する」「ケージの置き場所を変える」などがあります。いろいろ試してみて、文鳥に合った戻し方を繰り返し行うと良いでしょう。
「おやつで誘う」
普段から食べている餌ではなく、ケージから戻った時だけに与えるおやつを準備して、文鳥をケージに誘い込むと、おやつにつられて文鳥が戻ってくれることがあります。
文鳥は粟穂が好きな子が多くです。その他にも小松菜などの野菜や、果物を少しだけおやつ代わりに使うと良いでしょう。
放鳥時は、ケージの外で餌を与えてはいけません。ケージの中だけで文鳥に餌を与えることで、ケージ内は食事をする場所だと認識するようになります。すると、お腹が空いたら自然にケージに戻るようになります。
文鳥のおやつ
「オモチャで誘う」
文鳥は音が鳴るオモチャを好みます。鈴などが付いたオモチャをケージ内に入れておいて、放鳥終了時に鈴を鳴らします。
すると、その音が気になる文鳥は、ケージ内に様子を見に来るので、文鳥がケージに入ってくれます。
「縄張り意識を利用する」
文鳥は縄張り意識が強い鳥です。ケージ内にある餌や寝床を荒らされると、放っておけません。
飼い主さんが指先でケージ内の餌を触ったり、寝床を触ったりすると、縄張りを荒らされたと勘違いした文鳥は、ケージ内に帰ってきます。
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「ケージの置き場所を変える」
文鳥がケージに戻らない原因の1つとして、ケージの置き場所が気に入らないということがあります。
文鳥は周りを見渡せる高い場所を好みます。ケージを置いてる場所が低すぎると、居心地が悪いので戻らないことがあります。
放鳥時に文鳥が気に入っている高い場所にケージを置いてあげると、意外と簡単にケージに戻ってくれることがあります。
「最終手段」
どうしても文鳥がケージに戻ってくれない場合は、厚手の手袋やタオルなどで文鳥を優しく捕まえてケージに戻す方法があります。
ただし、この方法はあくまで最終手段なので、できればやらないで済むようにしないといけません。毎回、手で捕まえてケージに戻していると、文鳥が飼い主さんの手を嫌いになってしまう恐れがあるので注意しましょう。
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