フトアゴヒゲトカゲの顎が膨らむ・体を膨らませる理由

フトアゴヒゲトカゲが顎や体を膨らませる主な理由は、「威嚇」「脱皮」「体温調節」の3つのことが考えられます。状況によっては、長い間体を膨らませていたり、顎が膨らむ仕草を何度も繰り返すこともあります。今回は、フトアゴヒゲトカゲの顎が膨らむ・体を膨らませる理由について、具体的な状況を例に挙げて紹介していきます。

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フトアゴヒゲトカゲの顎が膨らむ・体を膨らませる理由

威嚇

フトアゴヒゲトカゲは、相手を威嚇する時に顎が膨らむことがあります。顎を膨らませることで自分を大きくて強そうに見せていると考えられます。フトアゴヒゲトカゲ同士のケンカの時に相手を威嚇したり、まだ環境に慣れていない飼い始めの時期では、警戒心から人に対して威嚇することもあります。

相手を威嚇している時は、主に顎の部分だけを膨らませて、体の方まで膨らむことはあまりないです。体はいつでも移動できるように腹部を浮かせた体勢で、口を開けて噛み付くような仕草を見せます。

フトアゴヒゲトカゲは、興奮状態になると顎が黒くなることがありますが、この変化は個体差があり、中には全く顎が黒くならない個体もいます。また、発情期のフトアゴヒゲトカゲも顎が黒くなることがあります。

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脱皮

フトアゴヒゲトカゲは、成長とともに脱皮を繰り返す動物です。脱皮の時期は古い皮が白っぽくなって浮き上がり、自然に破けて奥から新しい皮が見えてきます。

フトアゴヒゲトカゲは、この脱皮の時期に顎が膨らむことや、体を膨らませることを繰り返します。こうすることで、古い皮を剥がしやすくしているのです。古い皮は乾燥すると脆くなりやすいので、フトアゴヒゲトカゲは日光浴中に、体を膨らますことで脱皮を促しているのをよく見かけます。乾燥して脆く伸縮性を失った古い皮を、顎や体を一気に膨らませて破いていきます。

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体温調節

フトアゴヒゲトカゲは変温動物なので、自ら体温調節することが苦手な生き物です。ですから、日光浴で体温調節をするので、フトアゴヒゲトカゲの飼育は体を温めるためのバスキングライトが必要です。

このバスキングライトの下で体を温めている時に、フトアゴヒゲトカゲの顎や体全体が膨らむことがあります。体を膨らますことでバスキングライトが当たる表面積を増やして、効果的に体温調節を行っていると考えられています。

フトアゴヒゲトカゲは、デップリと膨らんだお腹をバスキングライトで温まった岩の上に乗せて、全く動かずにリラックスしている状態です。こんな時、大抵はフトアゴヒゲトカゲが口を開けています。口を開けることで温かい空気を取り込んだり、気化熱を利用して体温調節をしていると考えられています。

フトアゴヒゲトカゲが体温調節のために口を開けることについては、以前に書いた記事があるので、合わせてご覧ください。

フトアゴヒゲトカゲが口を開ける理由
フトアゴヒゲトカゲは、食事をする時以外でも長い間口を開けることがあります。その主な理由は「体温調節」と「威嚇」の2つ事が考えられます。今回は、フトアゴヒゲトカゲが口を開ける行動について解説していきます。

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たとえば、カエルの親子をモチーフにした食器は、ティーポットがカエルで、ティーカップがオタマジャクシになっています。その他にも、ゾウやニワトリ、シマエナガなどの、可愛い動物の親子をモチーフにしたデザインがあります。

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給餌用ピンセットはカーブタイプを選ぶ

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フトアゴヒゲトカゲに餌を与える際の必須アイテムと言えばピンセットですが、一口にピンセットと言っても、形や素材の異なる様々な商品があります。

給餌用ピンセットを選ぶポイントは「安全性」と「摘まみやすさ」です。トカゲは餌に向かって勢いよくかぶりついてくるので、誤ってピンセットの先端がトカゲの目に入ってしまうことがあります。それを防ぐために、給餌用ピンセットはカーブタイプを使用して、先端をトカゲに向けないように給餌するようにしましょう。

ピンセットの素材は、金属製、竹製、プラスチック製などがあり、ピンセットは硬い素材ほど細かいものを摘まみやすい傾向があります。安全性を考えると柔らかい素材の方が良いのですが、摘まみにくくては給餌作業が大変です。ここでは、細かいものでも摘まみやすい金属製で、カーブタイプのピンセットをおすすめします。

紫外線ライトはUVBが重要

爬虫類飼育に使用する紫外線ライトは、光の波長によって「UVA」と「UVB」の2種類があります。

UVAは爬虫類の脱皮や食欲を促す作用があると言われ、UVBは体内でビタミンD3の合成を促す作用があり、ビタミンD3はカルシウムの吸収に関与するため骨格を形成するために重要です。

フトアゴヒゲトカゲの飼育においては、骨格の形成に関与するUVBの照射時間が大切で、1日12時間は浴びることができる環境を作るようにしましょう。自然光に近い光を設置するためにはUVAも併用すると良いでしょう。

昼行性爬虫類にはカルシウム+ビタミンD3

フトアゴヒゲトカゲは、昼間に活発に活動する昼行性爬虫類です。昼行性爬虫類は、カルシウムの吸収を助けるビタミンD3の要求量が高いと考えられているため、カルシウムだけではなくビタミンD3も含まれたサプリメントを与えると良いでしょう。

この商品はパウダー状になっているので、フードや野菜に振りかけて与えることができます。

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