今回は、モルモットに与える野菜の1日の量について紹介します。多くのモルモットは野菜が大好きですが、中には野菜を全く食べないモルモットもいます。そもそも、モルモットの飼育において、野菜を与えることは、必ず必要なものなのでしょうか。野菜の必要性や与える時の注意点などを確認していきましょう。
モルモットの主食は牧草
牧草(チモシー)を常備
モルモット用ペレット(1日30g程度)
飲み水にビタミンC剤を混ぜる
モルモットの食事において、食物繊維を摂取することはとても大切なことです。モルモットの主食となる牧草(チモシー)は食物繊維が豊富に含まれているので、いつでも食べられるように、ケージ内に常備しておくようにしましょう。
モルモット用ペレットと飲み水に混ぜたビタミンC剤は、主食の牧草では足りない栄養を補うために、補助的な食事として与えます。ですが、あくまでモルモットのメインとなる食事は牧草です。牧草を食べる割合が、1日の量の8割以上になるのが理想です。
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野菜はおやつ程度
モルモットの飼育において、主食の牧草と副食のペレット、ビタミンC剤の栄養補給を、きちんとした適量を与えていれば、それだけで十分です。あくまで野菜はおやつ程度に与えるのが一般的です。
モルモットにとって重要な栄養素の食物繊維は、野菜に比べて牧草の方が圧倒的に多く含まれているので、牧草から摂取だけでも問題ないのです。(100gあたりの食物繊維量 – チモシー:約30g / キャベツ:1,8g)
また、多くの野菜にはビタミンCが含まれていますが、モルモットに必要な栄養はペレットやビタミンC剤で補っているので、ビタミン補給という観点からもそれほど重要ではありません。あまり水を飲まないモルモットにとっては、野菜を食べることで水分補給になるとも言えますが、野菜の種類によってはカルシウムを多く含むものがあるので、食べ過ぎると尿が出にくくなる恐れがあるので注意が必要です。
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モルモットに与える野菜の1日の量
ミツバ・・・3本程度
アシタバ・・・1本
セロリの葉・・・3枚程度
パセリ・・・3フサ程度
小松菜・・・1枚
大根の葉・・・3枚程度
キャベツ・・・1/4枚
ピーマン・・・1/4個
キュウリ・・・3cm程度
ニンジン・・・3cm程度
モルモットの飼育において、野菜はおやつ程度なので、コミュニケーションのツールの1つとして、少量のみ与えるだけで十分なのですが、それでは、実際にどのくらい与えれば良いのか分かりにくいので、具体的に1日の量の目安を紹介してみました。
キュウリとニンジンは酵素の影響があるので、単独で与える方が望ましいとされています。キャベツは腸内でガスが溜まりやすいので与え過ぎには注意しましょう。パセリや小松菜、大根の葉はカルシウムを多く含む野菜で、過剰摂取すると尿の出が悪くなる恐れがあるので要注意です。いずれも少量だけモルモットに与える程度で十分です。
モルモットに与えてはいけない野菜
ネギ、玉ネギ、ニラ、ニンニク、ジャガイモの芽 など
モルモットが野菜を食べない
一般的にモルモットは野菜が大好きで、主食の牧草よりも好んで食べる子が多いです。しかし、モルモットの性格は個体差があるので、野菜を全く食べない子もいます。
すでに述べていますが、モルモットの飼育において、野菜はおやつ程度の役割にすぎません。ですから、主食の牧草(チモシー)と栄養補助のペレットとビタミンC剤をきちんと摂取しているのであれば、野菜を食べないことがあっても、さほど問題はないように思えます。
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