今回は、モルモットの夜鳴きの原因と対処法について紹介します。今までは毎晩大人しくしていたモルモットが、ある日突然、夜鳴きを繰り返すようになることがあります。モルモットが夜鳴きをするたびに、飼い主さんが起き出して相手をするのは大変なことです。できることなら、モルモットが夜鳴きをしないような関係性を築くことが望ましいです。
モルモットの夜鳴きの原因
モルモットが夜鳴きをする原因は様々なことが考えられますが、飼い主さんに何かを要求している場合が多いように思えます。
たとえば、「寂しい」「ケージの外に出たい」「お腹が空いた」など、モルモットから飼い主さんへの要求を夜鳴きで表していることがあります。
ケージ内にチモシーやペレットなどを常備している場合は、モルモットが空腹が理由で夜鳴きすることはないと思いますので、夜鳴きの原因は、モルモットが寂しさから飼い主さんにかまってほしいという気持ちを訴えていると考えられます。
モルモットの要求を表す鳴き声は「キュルキュル」「キュイキュイ」「キューキュー」という鳴き方をします。目の前にいる相手に何かを要求している時は、小さい声で「キュルキュル」と繰り返し鳴きますが、夜鳴きのように遠くにいる相手に鳴く場合は、大きな声で「キュイキュイ」「キューキュー」と力強く鳴きます。
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他にもモルモットは様々な鳴き声を出して自分の気持ちを伝えようとします。モルモットの鳴き声の意味について書いた記事があるので、合わせてご覧ください。
モルモットの睡眠
モルモットの夜鳴きの対処法を考える上で、モルモットの睡眠について知っておく必要があります。
モルモットの祖先と言われている野生のテンジクネズミが夜行性の動物であることから、一般的にはモルモットも夜に活発になる動物だと考えられています。しかし、モルモットはペットとしての歴史が非常に長く、ある程度は人間の生活リズムに合わせることができます。
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モルモットの睡眠は、人間のように長時間まとめとるのではなく、短い時間の睡眠を繰り返します。モルモットなどの草食動物は、肉食動物と比べて1回の食事で得られるエネルギーが少ないため、たくさんの量の食事をとる必要があります。咀嚼や消化には体力を使うため、モルモットは食べては寝るを繰り返すことになります。
睡眠中のモルモットは天敵に対して無防備な状態です。そのため小さな物音でも起きて逃げられるように、短時間で浅い眠りを繰り返し、天敵の襲われる心配が少ない夜間に活発になるわけです。
ですから、個体によっては、夜中の活発な時間帯に何度も繰り返し鳴くモルモットもいるのです。
モルモットの睡眠時間について書いた記事はこちらです。
モルモットの夜鳴きの対処法
モルモットの夜鳴きは、活発な時間帯にも関わらず、ひとりぼっちでいるのが寂しいということが原因だとすると、飼い主さんがモルモットを撫でてあげたり、少量のおやつを与えれば対処できと思います。
しかし、毎晩、モルモットが夜鳴きをするたびに飼い主さんが起き出して相手をするのは大変なことです。できれば、モルモットが夜鳴きをしないような関係性を築くことが望ましいです。
たとえば、飼い主さんが時間がある時には、モルモットをケージから出して、部屋んぽをさせてあげると良いでしょう。寝る前に十分に遊んであげることでモルモットが満足してくれると、夜鳴きが軽減されることが期待できます。
モルモットがリラックスするまで撫でることによって、安心させてあげることも大切です。
また、モルモットが夜鳴きをするからといって、そのたびに起き出して相手をすると、夜鳴きをすれば来てくれると思ってしまいます。モルモットは、ある程度は人間の生活リズムに合わせることができる動物です。夜中には会えないということも学習させる必要があります。
夜鳴きで相手をするのは、本当に酷い時だけにとどめて、飼い主さんが起きている時間帯に遊んであげることが大切です。
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