モルモットを飼育しているとケージを噛む癖がついてしまうことがよくあります。金属製のケージを噛むと歯を痛めてしまう恐れがあるので、きちんとした対策を行って止めさせることが重要です。まずは、モルモットがケージを噛む理由から確認していきましょう。
モルモットがケージを噛む理由
モルモットがケージを噛む理由については、様々なことが考えられますが、その多くはモルモットが飼い主さんに何かを要求していることがほとんどです。
たとえば、「餌が欲しい」「ケージから出たい」「飼い主さんに甘えたい」など、モルモットが何かをしてほしい時に、ケージを噛んでアピールすることが多いです。
冷蔵庫の野菜室を開ける音にモルモットが反応して、野菜が欲しいとアピールするためにケージを噛むことがあります。また、部屋んぽの時間になると、早くケージから出たいとケージの入り口付近をガシガシ噛んで猛アピールすることもあります。モルモットがケージを噛む時の状況から、何を要求しているのかを察してあげることが大切です。
モルモットの祖先と言われるテンジクネズミは夜行性の動物なので、基本的にはモルモットも夜に活発に行動する動物です。ペットとして飼育されているモルモットは、徐々に飼い主さんの生活リズムに適応して、昼型の生活になる子が多いですが、中には深夜から朝方にかけて激しくケージを噛むモルモットも少なくありません。モルモットがケージを噛む音は、意外とうるさいので、夜中に聞くのは辛いものです。
何よりもモルモットがケージを噛む癖がついてしまうと、歯が欠けてしまう恐れがあるので、どのような理由でケージを噛んでいたとしても止めさせることが重要です。
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モルモットがケージを噛む対策
モルモットがケージを噛む時の状況から、何を要求しているのかを察してあげて、餌を要求している時は十分に餌を与えているかを確認し、ケージの外に出たいと要求している時は十分に部屋んぽさせているかを確認するなど、まずは飼育方法を見直してみましょう。
飼育方法に問題がない場合は、モルモットがケージを噛んで猛アピールしているからと言って、必要以上に餌を与えたり、部屋んぽをさせる必要はありません。モルモットに餌を過剰に与えることは良くありませんし、モルモットがケージを噛むたびに部屋んぽさせていては、飼い主さんに負担がかかってしまうので良い対策とは言えません。
だからと言って、ケージを噛むモルモットをそのまま放っておくと、歯を痛めてしまう恐れがあるので、モルモットが噛んでしまうケージの部分を何かでガードする必要があります。
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モルモットがケージを噛む対策としては、ケージを噛む部分に「かじり木」や「アクリル板」などを設置して、モルモットが噛めないようにするのが一般的な方法です。
かじり木フェンス
しかし、かじり木をたくさん設置すると、ケージ内のモルモットが見えにくくなってしまいますし、アクリル板は透明なのでケージ内が見えますが、適切なサイズに切るなどの加工が大変なことから、別の素材を使った方が良いように思えます。
そもそも表面がツルツルしていれば、モルモットは噛むことができないので、ある程度の厚みのある「ビニールシート」を、モルモットが届くケージの高さまで内側から貼っておけば対応できると思います。透明のビニールシートを使えばケージ内が見えますし、ビニールシートは柔らかい素材なので加工もしやすいです。
その他の対策としては、金属製のケージを止めてアクリル製のケージに変える方法もあります。モルモット専用のアクリルケージはなかなか無いのですが、ウサギ用のアクリルケージを代用することで対応できます。
ウサギ用のアクリルケージをモルモットに代用する
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