デグーは本来、群れで生活する社会性の高い動物ですが、個体同士の相性の問題から1匹での単独飼育が選ばれることも多くあります。しかし、相性の良いデグー同士であれば、オス同士でもメス同士でも同じケージ内で多頭飼いすることが可能です。
多頭飼いの際には、先住デグーの洗礼とも言える「マウンティング(デグーが他のデグーの上に乗る)」をクリアすることが重要です。まずは、デグーのマウンティングについて確認していきましょう。
多頭飼いの洗礼!?デグーの「マウンティング」とは?

マウンティングとは、デグーが他のデグーの上に乗る行為のことを言います。繁殖の際にオスのデグーがメスの上に覆いかぶさるように乗る、求愛行動として行うこともありますが、同性同士でマウンティングをする場合は、上に乗ったデグーが下のデグーよりも上位の存在であることを示すために行います。
野生下のデグーは、10匹程度の小規模な群れを作って生活しており、その中でそれぞれの上下関係が成り立っています。ペットとして飼育されているデグーを多頭飼いした場合でも、お互いの上下関係を明確にする傾向があります。
新しいデグーを迎える際は、いきなり同じケージに入れず、まずは別のケージを隣同士に置いて存在やにおいに慣れさせるステップを踏みましょう。広い場所で対面させた際に、先住デグーが上位であることを主張してマウンティングを行うことがあります。新入りデグーがそのマウンティング行為を受け入れ、上下関係を認識できるようになると、同じケージでの同居へステップアップしやすくなります。
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多頭飼いが成功する場合は、大抵は数日でお互いの上下関係が明確になり、その後はお互いに体を寄せ合って毛づくろいするほど仲良しになっていきます。
多頭飼いが失敗する場合は、新入りデグーが自分が下位の存在であることを認めず、先住デグーからのマウンティングをずっと拒み続けて、やがては激しい噛みつき合いの喧嘩に発展する可能性があります。そのような場合は、喧嘩が激しくなる前に飼い主さんが仲裁に入り、別々のケージで飼育することが望ましいです。
デグーの多頭飼いを成功させるコツ
デグーの多頭飼いが成功するかどうかは、お互いの相性によるところが大きく、実際に対面させてみないと分からないのが正直な意見です。ただし、デグーの多頭飼いが成功しやすい組み合わせや、失敗しやすい組み合わせの傾向を言うことはできます。
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デグーの多頭飼いが成功しやすい組み合わせ

途中から新しいデグーを迎えて多頭飼いをするよりも、初めからペットショップで仲の良いデグー同士を選ぶと、多頭飼いが成功する可能性が高まります。
途中から新しいデグーを迎える場合は、生後3ヶ月未満の子供(幼体)のデグーを選ぶと多頭飼いが成功しやすくなります。先住デグー側も幼体に対しては警戒心や攻撃性が低くなりやすく、上下関係がスムーズに決まりやすいためです。
デグーは生後3ヶ月~6ヶ月程度で繁殖が可能な大人になると言われています。大人になると自立心が強くなり、先住デグーからのマウンティングを拒む傾向があるので注意が必要です。
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デグーの多頭飼いが失敗しやすい組み合わせ
一般的にオスのデグーは縄張り意識が高いためオス同士は衝突しやすいと言われますが、幼少期から一緒に育った場合など、オス同士でも多頭飼いが成功している例は多くあります。一方で、比較的仲良く暮らしやすいとされるメス同士であっても、相性が合わなければ譲り合わずに喧嘩をしてしまうケースもあります。このように、デグーの多頭飼いは性別だけでなく個体の性格や相性に大きく左右されます。
特に、先住デグーと新入りデグーが共に大人のデグーで、体の大きさも同じくらいだった場合は、上下関係が定まらずに同居がうまくいかないことも多くなります。
さらに、大人のデグー同士で先住の方が体が小さい場合も注意が必要です。体格差から新入り側が優位に立とうとしてしまい、先住デグーが縄張りや先輩としての立場を守ろうと抵抗することで衝突が起きやすくなります。
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