デグーの砂浴びに使う容器を、食品用のボトルや金魚鉢、米びつなどで代用することがありますが、本当にそれでいいのだろうか?今回は、デグーの砂浴びに使用する容器の選び方について解説していきます。
それに加えて、砂の再利用についても紹介しているので、合わせてご覧ください。
デグーの砂浴び容器はボトルでいいの?
デグーの砂浴びに使う容器に、食品用のボトルや金魚鉢、米びつなど、様々なもので代用していることが多いですが、できればデグーの砂浴びのために作られた、専用のペット用品を使用することが望ましい。
食品用のボトルは、デグーが砂浴びするには横幅が狭く、体全体を十分に砂浴びすることができない。そのため、デグーが狭いボトルに何度も入り込んで、体をボトルにぶつけながら砂浴びしなくてはいけなくなります。また、高さのあるボトルは、デグーが自力で出入りすることも困難です。
金魚鉢は円形なので、デグーが体をぶつけずに砂浴びできて、透明なので砂浴びする姿も見えるので一見良いように思えますが、おすすめできません。
金魚鉢は、デグーが縁に飛び乗って出入りすることを考慮して作られていないので、金魚鉢が倒れたり、デグーが足を踏み外したりする恐れがあります。
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100円ショップで米びつを買ってきて、デグーの砂浴び容器として代用することがあるようですが、これが最も危険です。100ショップなどに売っているプラスチック製の米びつには簡単に開閉できる蓋ついており、固定できずに不意に蓋が閉まってしまうことがあります。
この蓋でデグーのしっぽを挟んでしまい、万が一切れてしまうことがあると、もう二度と再生できないので注意が必要です。デグーのしっぽはとても切れやすいの気を付ける必要があります。
デグーの砂浴びにおすすめの容器
この容器は、デグーの砂浴びのために作られたバスハウスです。本体サイズが、幅:24×奥行き:16×高さ:16cmあるので、デグーがのびのびと砂浴びすることができます。
容器の上部には出入り用の穴が空いていて、砂浴び後のデグーが穴に飛び上がったり、毛が縁に擦れることによって、余分な砂が落ちるようになっています。
また、出入り用の穴の他に、容器の上部には小さな穴がたくさん空いていて、その上を砂浴び後のデグーが歩くことで、足に付着した砂が多少は落ちてくれます。
容器の蓋はロックできるようになっているので、デグーが激しく体を動かして砂浴びしたり、蓋の上に飛び乗ったとしても外れることがなく安心です。
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どうしてもボトルを使いたい場合は
どうしてもボトルを使いたい場合は、デグーの砂浴び用に作られたボトルが販売されているので、こちらの容器をおすすめします。
このボトルには安全のためのホルダーが付いていて、ボトルをケージに固定できるようになっています。ホルダーの上部がデグーの足場になっているので、ボトルに出入りする際に足を踏み外すことがなく安心です。
ボトルの高さは186mmnなのでデグーが自力で出入りすることができます。ただし、ボトルの直径は120mmなので、大きめのデグーは激しく砂浴びすると体をぶつけてしまう可能性は否めない。
砂は再利用できるの?
結論から言うと、デグーの砂浴びに使用する砂は、洗って天日干しにすることで再利用することができます。ただし、手間のかかる作業なので、効率の面から考慮すると、新しい砂を購入する方が良いのかもしれません。
自然界でデグーが砂浴びに使用する砂は、雨で洗い流され日光に照らされて乾いた状態です。これと同様の状態にできれば、市販の砂でも再利用できます。
市販されているデグー専用の砂は、チンチラ専用の砂に比べて目が荒い砂なので、数回洗った程度では使えなくなることはありませんが、あまりにも何回も再利用していると目が細かくなりすぎてしまうので、頃合いを見て新しい砂と交換する必要があります。
デグーの砂浴びに、チンチラ専用の細かい砂を使うのはNGです。確かに細かい砂を使った方が毛がフワッとして見た目が綺麗になりますが、デグーに細かい砂を使用すると、毛の奥まで砂が入り込み、不潔な砂がこびりついて肌トラブルを引き起こす恐れがあるので注意が必要です。
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