今回は、デグーに与える乾燥野菜と乾燥豆腐の作り方について紹介します。これらの食べ物は、デグーの主食である牧草や専用ペレットを妨げない程度に、少量だけ与えるおやつです。
嗜好性の高いおやつを与え過ぎると、肝心の主食を食べなくなってしまうことがあるので注意が必要です。
糖質の過剰摂取に要注意!
デグーの主食は牧草や専用のペレットですが、副食として乾燥野菜を与えることがあります。デグーに与えて良い野菜は、基本的に野菜の葉の部分だけです。
根菜は糖分が多過ぎてしまったり、種子にはデグーにとって良くない成分が含まれていることがあるので避けるべきです。
野生のデグーは、チリの山岳地帯に生息しています。この地域は痩せた土地ばかりで、デグーは牧草や樹木の皮などを主食としています。このように過酷な環境で暮らしているデグーの体は、糖質を分解する能力が乏しい。
そのため、デグーの飼育においても、糖分を多く含む食べ物を与え過ぎると、体調を崩す恐れがあるので注意が必要です。
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デグーに与えて良い乾燥野菜
キャベツ
小松菜
チンゲン菜
ブロッコリーの葉
ニンジンの葉
タンポポの葉
オオバコの葉
デグーに与えて良い乾燥野菜は、キャベツ、小松菜、チンゲン菜、ブロッコリーの葉などです。これらは全てアブラナ科の植物で、デグーの他の小動物に野菜を与える際にも選出されることが多いです。
デグーにニンジンを与えたい時は、糖質の多い根の部分ではなく、ニンジンの葉の部分を乾燥させて与えると良いでしょう。ちなみにニンジンはセリ科の植物で独特な匂いがあるので、個体によっては好き嫌いがはっきりしています。
その他にも、タンポポの葉やオオバコの葉などの野草を乾燥させて、デグーに与えることもあります。タンポポの葉とオオバコの葉は、デグー専用ペレットに粉末状のものが含まれていることが多いです。
道端の野草を摘んで与える際には、除草剤が付着している場合もあるので、十分に注意する必要があります。また、タンポポの葉とオオバコの葉に似た植物もあるので、慎重に見極めることが大切です。
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デグーに与えてはいけない食べ物
果物やナッツ類などの高カロリーな食べ物
タマネギやニラ、ニンニクなど、ネギ類全般
ジャガイモの皮と芽
すでに述べていますが、デグーは糖質を分解する能力が乏しい動物なので、糖質を多く含む食べ物は避けた方が無難です。
たとえば、果物や種子類などは高カロリーな食べ物なので避けるべきです。たとえ、デグーが喜んで食べていても、デグーの体にとってよくありません。
また、タマネギやニラ、ニンニクなどのネギ類全般を食べると中毒症状を起こす恐れがあるので、絶対に与えてはいけません。これらの食べ物は、デグーの他にも犬やハムスターなど、様々なペットに対しても有毒であるとされています。
そして、ジャガイモの皮と芽には、ソラニンという毒性の強い成分が含まれているので、デグーに与えないようにしてください。
乾燥野菜と乾燥豆腐の作り方
デグーは、生野菜よりも乾燥野菜の方を好む傾向があります。パリパリに乾燥した野菜は歯ごたえが良く、デグーが喜んで食べてくれることでしょう。
乾燥野菜の作り方は非常に簡単で、天気の良い日に野菜を天日干しにするだけです。ザルなどに野菜を並べて乾燥させていきます。
乾燥時間は野菜や天気にもよりますが、葉野菜は厚みが薄いものが多いので、一日天日干しするだけで、パリパリに乾燥します。キャベツは葉の部分を1枚ずつ取って乾燥させると早く乾きます。
また、デグーに乾燥豆腐を与えることもあります。乾燥豆腐も手作りすることはできますが、手間を考えると高野豆腐でも良いのかなとも思います。
乾燥豆腐の作り方は、豆腐を5mm程度にスライスして、後は天日干しするだけです。絹ごし豆腐よりも木綿豆腐の方が型崩れしにくいです。
スライスした豆腐を天日干しすると、半日くらいで表面が乾燥し黄色くなっていきます。豆腐の内部まで完全に乾燥するには1~2日ほどかかります。
実は、デグー専用ペレットには、脱脂大豆が含まれるものがあります。脱脂大豆とは、名前の通り大豆を絞って脂肪を取り除いた残りカスのことを言います。大豆油製造の副産物で、主に飼料などに使われます。
一方、豆腐は、大豆を絞った液体の方を使います。ですから、脱脂大豆よりも豆腐の方が栄養が豊富なわけです。しかし、消化機能が乏しいデグーにとっては栄養が豊富に含まれていることが、必ずしも良いことではないので、やはり、乾燥豆腐も乾燥野菜と同様に、おやつとして少量だけ与えるようにしましょう。
乾燥野菜が作れるドライネット
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