暑い夏の夜にインコのケージにカバーを被せていると、暑過ぎるのではないかと心配になる飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
インコによっては、ケージカバーを被せないと寝つけない子もいると思います。そんな時には、どのような対処をすれば良いのでしょうか。
まずは、野生のインコがどのような気候環境で暮らしているのかを踏まえた上で、対処法を考えてみましょう。
オーストラリア内陸部の夏の気温
野生のセキセイインコやオカメインコは、オーストラリア内陸部の木がまばらに生えている乾燥地帯に生息しています。この地域は夏になると(オーストラリアの夏は12〜2月)日中の気温が35℃以上になることがあります。そして、夏の夜には20℃前後まで気温が下がります。
インコは、もともと体温が高く、平熱が40℃程度あるので、実は暑さに強い動物なのです。
とは言え、インコの飼育に適した温度は、春夏が20~30℃程度、秋冬が12~20℃程度です。これはインコに負担をかけないためにも維持してあがることが重要です。
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どちらかと言えば、インコは夏の暑さよりも冬の寒さの方が弱いです。オーストラリアでは6~8月が冬になります。野生のインコが暮らす内陸部では、冬の最高気温が20℃程度で、最低気温が5℃程度です。日本の冬は地域によっては氷点下になることもあるので、ヒーターなどで保温してあがる必要があります。
インコのケージカバー!夏の夜はどうする?
インコのケージにカバーを被せていると、夏の夜は暑いのではないかと心配になることもあると思います。
そもそもインコのケージカバーは、遮光と保温のために被せるものです。夏には保温する必要がないので、インコが眠れるくらいの暗い環境であれば、夏の夜はケージカバーを被せる必要がありません。
ただし、インコにとっては、ケージカバーを被せることで寝る時間を認識している場合もあります。そのような場合は、薄い生地の暗い色の布を被せてあげると良いでしょう。
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日本の夏は、熱帯夜が続くこともあります。熱帯夜とは、最低気温が25℃以上の夜のことを言います。インコを飼育する際の夏の適正温度は20~30℃程度です。この範囲であれば、そこまで気にする必要はないように思えます。
暑い時のインコは、羽を浮かせるような仕草をすることがあります。インコが羽を広げる仕草については、以前に書いた記事があるので、合わせてご覧ください。
おやすみカバー
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