カメレオンは、動いているものを認識して口に入れる性質があるので、飲み水も容器に溜めているだけでは水を飲まないことがあります。カメレオンの水やりは、霧吹き、エアレーション、ドリッパーなどを使って水を動かすことで、カメレオンに水飲み場を認識させることが大切です。
カメレオンは横からの霧吹きを嫌がる
カメレオンが水を飲まない時には、ケージ内の観葉植物などに霧吹きをして、水滴を飲ませるという方法がありますが、大抵は上手くいきません。
なぜなら、カメレオンは横からの霧吹きを嫌がる傾向があるからです。野生のカメレオンは、雨や朝露が滴り落ちてくるのを見ることで、水だと認識して飲みます。そのため、横から飛んでくる霧吹きは警戒してしまうのです。
霧吹きで水やりをしたり、乾燥する季節に霧吹きで過湿したい時は、ワイヤーケージの上から、小雨を降らすように優しく霧吹きすると良いでしょう。
それでも、大抵は霧吹きの水をカメレオンが飲んでくれることは少ないので、カメレオンが水を飲まない時は、飲みやすい場所に水飲み場を設置してあげた方が良いです。
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カメレオンが水を飲まない時はエアレーションやドリッパーを使う
カメレオンは、動いているものじゃないと気付いてくれないので、水飲み場を設置する時は、単に水を溜めて置くのではなく、エアレーションやドリッパーなど使って、水を動かす必要があります。
カメレオンは、ケージの上の方にいることが多いで、水飲み場をケージの下の方に設置すると、全く興味を示してくれません。ですから、水飲み場は、ケージの上の方に設置することが大切です。
カメレオンを小鳥用のワイヤーケージで飼育している場合は、ケージの側面にかけて設置できる小鳥用の水入れで代用しても良いです。カメレオンをガラスやアクリルケージで飼育している場合は、ゲージの側面に設置できる爬虫類用の水入れもあります。
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水の入った容器に、金魚などの飼育で使う小型のエアレーションを入れて水を動かします。すると、水の表面がライトでキラキラと反射することで、カメレオンが水飲み場だと認識しやすくなります。
その他の方法では、水を入れた容器の上からドリッパーで水滴を滴り落とすという水やり方法がありますが、上から水滴を落とすと手間がかかるので、エアレーションを使った方が簡単です。
小型のエアレーション
飲み水の交換は朝が最適
カメレオンは、朝の時間帯に水を飲む傾向があります。ですから、水飲み場の水を交換するタイミングは朝の時間帯が最適です。
すでに、カメレオンが水飲み場を認識している場合は、朝の同じ時間帯に毎回水を交換していると、カメレオンがすんなりと水を飲んでくれることがよくあります。
カメレオンの性格や行動パターンは個体差があるので、カメレオンが水を飲まない時は、飲み水を交換する時間帯を変えてみると良いでしょう
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