フクロモモンガは、とても警戒心が強い動物なので、まだ人間に慣れていない場合は、なかなか体を撫でさせてくれない子が多いです。嫌がるフクロモモンガを無理に触るのではなく、慣れるまでは段階的に接することが大切です。
もともとフクロモモンガは仲間同士で体を寄せ合って暮らす動物なので、人間への警戒心さえ無くなれば、触れ合うことで安心感を抱くようになります。フクロモモンガが心を許してくれた時に、どこを撫でると喜んでくれるのか。今回は、フクロモモンガを撫でると喜ぶ場所について紹介します。
フクロモモンガを撫でると喜ぶ場所
・顎の下
・耳の後ろ
・頬
・頭頂部から背中にかけて
以上がフクロモモンガを撫でると喜ぶ場所になります。個体差はありますが、主に頭部やその周辺を優しく撫でると喜んでくれる子が多いです。
フクロモモンガは、頭部と胸部に臭腺があり、その部分をこすりつけることで臭い付けをします。臭い付けは縄張りの主張や仲間同士のスキンシップの際に行われます。フクロモモンガ同士で頭部や胸部をこすりつけてコミュニケーションをとることがあるので、飼い主さんが撫でる場所もこの部分が良いとされています。
特に、フクロモモンガの「顎の下」「耳の後ろ」「頬」などを、優しく撫でると気持ち良さそうな表情になって、喜んでくれることが多いです。また、「頭頂部から背中にかけて」優しくマッサージしてあげると、うっとりとした表情でリラックスしてくれる子もいます。
フクロモモンガの性格は個体差があるので、撫でると喜ぶ場所もその子によって微妙に違うことがあります。フクロモモンガの体に優しく触れながら、その子が喜ぶ場所を探ってみましょう。
Sponsored Links
慣れるまでは段階的に
そもそもフクロモモンガがまだ慣れていなくて、体を触らせてくれないという場合は、たとえフクロモモンガを撫でると喜ぶ場所でも嫌がります。まずは、フクロモモンガの体に触れることを許してもらえるように、慣れるまでは段階的に接することが大切です。
フクロモモンガをお迎えしたばかりの頃は、まずは環境に慣れてもらうことを最優先にします。できるだけフクロモモンガに干渉せずに、新しいケージや部屋の環境に慣れるのをそっと見守ります。この時期に無理にフクロモモンガの体に触れて警戒心を強めてしまうと、その後なかなか慣れなてくれないということがあるので注意が必要です。
フクロモモンガをお迎えしてから1週間ほど経ち、環境に慣れてきたら、次は飼い主さんの手から食べ物を与えて、人間の手は怖くないものだと認識させます。最初は手から直接食べ物を与えることは難しいので、スポイトにミルクやゼリーを含ませて与えると良いでしょう。
Sponsored Links
毎日スポイトから与えていると、次第に警戒心が薄れてきます。フクロモモンガが飼い主さんの手は怖いものではなく、美味しい食べ物を与えてくれる良いものだと認識してきたら、スポイトで与えながら、ゆっくりと手をフクロモモンガの体に近づけて軽く触れてみます。
これを毎日繰り返し行うことで、徐々にお互いの距離を近づけていき、最終的には、フクロモモンガを撫でると喜ぶ場所の「顎の下」「耳の後ろ」「頬」「頭頂部から背中にかけて」などを触れることができるようにしていきます。
フクロモモンガのおやつ「マシュマロ」
Sponsored Links
おすすめの記事
フクロモモンガのベビーにミルクはいつまで?餌はいつから与えればいいの?
フクロモモンガの鳴き声の種類と意味(シューシュー・ワンワン・カチカチ・キュッ)威嚇を表す鳴き方は?
ハムスターが寝床を変える!寝床で寝ないで狭いところで寝る理由