今回は、ウサギに使用する給水器の置く位置と、設置する高さについて紹介します。
給水器は、衛生的に良い場所に置き、ウサギにとって飲みやすい高さに設置してあげたいものです。そのためには、使用する給水器選びも重要になってきます。
ウサギの給水器の位置と高さ
ウサギの給水器を置く位置は、衛生的に考えてトイレから離れた場所に設置すると良いでしょう。同様の理由で牧草入れもトイレから離れた位置に置くことが望ましいです。
給水器を設置する高さについては、ウサギが自然な姿勢で水を飲める高さがベストです。
ボトルタイプの給水器は構造上高い位置に設置する必要があるので、ウサギが不自然に首を上げた姿勢で飲水しなくてはなりません。若いウサギであれば、このような姿勢でも問題ありませんが、高齢のウサギにとっては飲みにくいものです。
ですから、首を上げて飲むボトルタイプよりも、自然な姿勢で飲めるお皿タイプの給水器を使用すると良いでしょう。
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ウサギの給水器選びのポイント
自然な姿勢で飲水できるものを選ぶ
お皿タイプの給水器を使い、水の入ったお皿に位置がウサギの口よりも下の高さにあり、床よりも少し高い位置にある状態が望ましいです。
高齢のウサギは、ボトルタイプの給水器で首を上げて飲む姿勢はNGです。また、加齢によりウサギの足腰が弱っているので、お皿タイプの給水器でも、お皿の位置が低過ぎることもNGです。
お皿の位置は、ウサギが自然な姿勢で無理なく飲める高さに調節してあげましょう。
給水器が洗いやすい構造のものを選ぶ
ボトルタイプの給水器は、飲み口の管の中のボールが動くことで、水が出てくる構造になっています。この部分は構造上洗いにくいので、綺麗に保つことが難しいです。
ウサギに使用する給水器は、簡単な構造で洗いやすいものが望ましいです。お皿タイプの給水器は、比較的洗いやすい構造になっているのでおすすめです。
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飲水量が分かりやすいものを選ぶ
ボトルタイプの給水器は、飲み口の管に入っているボールの部分が壊れやすく、水漏れが起きたり、水の出が悪くなったりすることがあります。
給水器の水漏れが起こると、ウサギの飲水量が分からなくなってしまいます。水の出が悪くなると、ウサギが頻繁に水を飲もうとするので、水を飲み過ぎているのではないかと勘違いしてしまうことがあります。
このことからも、ウサギに使用する給水器はお皿タイプが望ましいです。ウサギが1日に飲む水の量は、体重の10%程度です。体重2㎏のウサギが1日に飲む水の量は240ml程度と言われています。
おすすめのお皿タイプ給水器
ケージの外から給水できるタイプ
この商品は、お皿の水が減ったら自動的に水を補充してくれる給水器です。ケージの外に給水タンクがあるので、ケージ内を広く使うことができます。
本体をケージに固定できるので、ウサギがいたずらして給水器を倒してしまう心配がありません。
この給水器はSANKOの商品なので、同メーカーのイージーホームEVOシリーズであれば、問題なく使えますが、SANKO製以外のケージを使用している場合は、取り付けが可能であるかを購入前に確認する必要があります。
特に、ベーストレイが深いケージを使用している場合は、お皿の位置が高くなってしまうので使用できません。
ケージの中に設置するタイプ
ベーストレイが深いケージを使用している場合は、ケージの中に設置するタイプの給水器がおすすめです。
この商品も本体をケージに固定できるので、給水が倒れる心配がありません。
ケージ内に給水タンクがあるので、少々場所をとってしまいますが、ケージに固定する部分の構造が、幅広いタイプのケージに使用できる形をしているのでおすすめです。念のため購入前にウサギが使用しているケージに合っているかを確認しておきましょう。
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