文鳥とセキセイインコは、どちらも人気のある小鳥で、初心者でも飼いやすいことで知られています。そのため、初めて鳥を飼育する場合は、文鳥とセキセイインコで迷うことがよくあります。
どちらを飼育するのかは、飼い主さんの好みで決めて良いのですが、飼育前に文鳥とセキセイインコの性質の違いを知っておくと、飼い主さんによってどっちが飼いやすいのかが判断しやすいと思います。
文鳥とセキセイインコの分類上の違い
文鳥は、スズメ目カエデチョウ科キンパラ属に分類される、スズメの仲間の鳥です。原産はインドネシアになります。
セキセイインコは、インコ目インコ科セキセイインコ属に分類される鳥で、原産はオーストラリアです。
文鳥は体長17㎝程度の小さな鳥です。セキセイインコは体長20㎝程度なので、文鳥よりも少し大きいという違いがあります。
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文鳥とセキセイインコはどっちが飼いやすい?
文鳥とセキセイインコの飼いやすさについては、個体差や飼育環境によるところが大きいので、一概に言えませんが、動物の性質としては3つの違いが挙げられます。
1つ目は「鳴き声の大きさの違い」で、飼育環境によっては近所迷惑になる可能性があります。
2つ目は「糞の違い」で、鳥は所かまわず糞をするので、掃除のしやすさという点で比較できます。
3つ目は「ケージに戻しやすい」のはどっちかということです。朝の忙しい時間帯に、鳥がなかなかケージに戻ってくれない場合は困るものです。
鳴き声の大きさの違い
文鳥の鳴き声は、セキセイインコと比べて小さな声で鳴きます。
文鳥はスズメの仲間なので、「チュンチュン」といったスズメの鳴き声の大きさを思い浮かべると分かりやすいと思います。
文鳥が機嫌が良い時や飼い主さんに甘える時は、「ピッピッ」と小さな鳴き声を出します。
セキセイインコの鳴き声は、文鳥と比べて甲高い声で鳴きます。高い声は周囲に響くので、アパートやマンションなど飼育環境によっては、隣人に迷惑をかけてしまうかもしれません。
ですから、文鳥はアパートやマンションでも飼いやすいですが、セキセイインコは一戸建てじゃないと、近所迷惑になるかもしれません。
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糞の違い
文鳥やセキセイインコは、トイレのしつけができないので、放鳥時には所かまわず糞をしてしまいます。
放鳥時に、文鳥とセキセイインコが糞をする回数は、どちらも10分に1回程度です。
文鳥とセキセイインコの糞の大きさはほぼ同じですが、文鳥の糞は緩いので、すぐ拭き取らないといけません。セキセイインコの糞は硬いので、簡単に取り除けます。
糞の処理は、ウェットティッシュがあると便利です。放鳥時に使用するウェットティッシュについては、以前に書いた記事があるので、合わせてご覧ください。
ケージに戻しやすいのはどっち?
文鳥とセキセイインコは、朝と夕方の1日2回放鳥させるのが一般的です。朝の放鳥は、飼い主さんが仕事に行く前に行うことが多いで、放鳥後になかなかケージに戻ってくれないと困るものです。
文鳥は、「手乗り文鳥」と言う言葉があるくらい、飼い主さんの手が大好きで、懐いている文鳥であれば、手に乗せてケージまで運ぶことは簡単です。
セキセイインコは、オモチャなどでひとりで遊ぶことが多く、放鳥時になかなかケージに戻ってくれないことがあります。個体によっては体を触られることを嫌う子もいるので、朝は時間に余裕をもって放鳥させないと、出勤時間がどんどん迫ってきます。
放鳥に関しての飼いやすさで言えば、セキセイインコよりも文鳥の方が楽だと思います。
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