今まできちんとトイレで排泄していた猫でも、ある日突然、トイレ以外で尿をしてしまうことがあります。こうなると部屋中に猫の尿の臭いが充満してしまうので、飼い主さんにとっては困るところです。特に猫の「スプレー行為」と呼ばれる濃い尿はアンモニア臭が酷く、掃除してもなかなか臭いがとれません。
猫がトイレ以外で尿をする原因はいろいろなことが考えられ、その対策も様々ですが、その中でも頻度の高い代表的な原因を6つ紹介します。
猫がトイレ以外で尿をする原因
猫がトイレ以外で尿をする原因については、様々なことが考えられます。トイレ自体を気に入っていないことや、縄張り意識による「スプレー行為」など、きちんとした理由があることばかりではありません。猫の粗相には、飼い主さんには分かりにくくても、猫なりの理由が隠れているものです。思い当たる原因を1つひとつ確認していきましょう。
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1.トイレが清潔かを確認する
まずはトイレが清潔かを確認しましょう。猫はとても綺麗好きな動物なので、トイレが汚れていると他の場所で尿をすることがあります。トイレを洗っていなかったり、猫砂を長い間交換していないことが原因でトイレ以外で尿をすることがあるのです。定期的にトイレの掃除を行ってしっかり対策しておきましょう。
2.トイレの形状や猫砂が気に入らない
トイレの形状が原因なのか、それとも使用している猫砂が原因なのか、猫がトイレ自体を気に入らないためにトイレ以外で尿をするということがあります。この場合の対策は、異なる形状のトイレや違った素材の猫砂を試してみると良いでしょう。
猫のトイレは横から入るものや、上から入るものなど様々な形状の商品が販売されています。猫砂も粒の大きいものから小さいものまでいろいろな商品があります。猫砂の感触が気に入らない場合もあるので複数準備してみると良いでしょう。猫はとても繊細な一面があるため、一度気に入って使っていたトイレでも、静電気の発生やわずかな砂の劣化など、些細な変化をきっかけに突然使わなくなることもあります。
3.トイレの設置場所が気に入らない
猫にとって排泄中は無防備な状態なので、周囲を警戒するものです。トイレを設置する場所は猫が周囲を見渡すことができて、且つ安全な場所が良いでしょう。野生時代の猫にとって、排泄中は敵が襲ってきても対処しにくい無防備になる瞬間です。
ですから、トレイに入る前から周囲を確認して十分に注意していますし、最中も気を張っています。そんな時に、突然人が大きな足音をたてて近づいてきたりすると、その場所は危険な場所と認識して、そのトイレを使わなくなることもあります。その場合は、静かで安全な場所にトイレを移動してみることも対策のひとつです。
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4.飼い主さんの気を引くため
猫がいつもと違った場所に粗相をするのは、飼い主さんの気を引くためにやっているのかもしれません。たとえば、飼い主さんの帰宅時間が遅く、猫の相手をしてあげられないなど、猫が何らかの不満を抱えていると、そのストレスの反動でトイレ以外で尿をすることがあります。そんな時の対策は、とにかく時間のある時は猫が満足するまで思いっきり遊んであげると良いでしょう。
5.その場所の「排泄の心地よさ」を覚えてしまった
たまたま洗濯物や布団の上などで尿をしてみたら、その足触りや吸水性の良さが気に入ってしまい、そこを「排泄に最適な場所」と学習してしまうケースがあります。このように、その場所自体を気に入って繰り返している場合は、猫が立ち入れないように工夫したり、対象の布類を片付けたりするなどの物理的な対策を心掛けましょう。
6.縄張り意識による「スプレー行為」
猫の尿には、いろいろな情報がつまっています。自分の縄張り(テリトリー)だと主張する場所に、その尿をまく行為がスプレー行為と言われるものです。通常のオシッコとは違って、立ったまま少量の濃い尿をシュッと噴射します。なるべく高い位置にかけるのが特徴で、未去勢のオス猫に多く見られます。また、不妊済みのメス猫でも行う子もいます。
猫のスプレー行為は、強い縄張り意識が反映しているので、多頭飼いの環境で起きやすいですが、単独で飼っている猫で行うことがあります。たとえば、窓の外に見知らぬ猫を見たことをきっかけに、自分の縄張りを侵されては困るとばかりに、ある日突然スプレー行為を始めるケースもあります。多頭飼いの環境でスプレー行為が見られる場合は、それぞれの猫が安心できるプライベートな空間(キャットタワーなどの高い場所)や、十分な数のトイレを用意して、安心感を高めてあげる工夫が必要です。
猫がトイレ以外で尿をしてしまう場合、環境や心理的な要因だけでなく、言葉で伝えられない体の不調や変化がサインとして表れているケースも少なくありません。
トイレを掃除したり設置場所を変えたりしても粗相が収まらないときや、様子がいつもと違うと感じたときは、飼い主さんだけで判断せず、まずは動物病院を受診して専門家に確認してもらうことが大切です。
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