猫の顔(目・耳・口・ヒゲ)で見分ける猫の気持ち

猫の気持ちを知る手掛かりとして、尻尾の動きを観察することはよく知られていますが、やっぱり猫の顔の表情を見ることが最も猫の気持ちが分かりやすい。

猫は自分の気持ちを目や耳で雄弁に語ります。一見、猫は無表情のように思えるかもしれませんが、人間が思う以上に猫は顔に気持ちが素直に表れます。

今回の記事では、猫の顔(目・耳・口・ヒゲ)の変化で猫の気持ちを見分ける方法を紹介します。

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猫の瞳孔は明るいところでは細くなり、暗いところでは丸く大きくなります。また、攻撃的な気持ち(不機嫌・イライラしている)の時には瞳孔が細くなります。何かに興味をもったり、何かに驚いた時は瞬間的に瞳孔が丸く大きくなります。

攻撃的な気持ちの時は、瞳孔が縦に細くなり、目つきも鋭くなります。威嚇や怒りを相手に示して、目の表情で不機嫌な気持ちがよく分かります。

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興味のあるものを目にして興奮したり、極度に驚いたりすると、瞬間的に瞳孔が開いて丸くなります。恐怖で体が固まっている時も瞳孔が丸く開くことがあります。

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猫の耳は、通常は前を向いています。警戒すると耳が横向きになり、危険を感じた時は自分を小さく見せるために耳を後ろに向けることもあります。

猫の耳が横を向いている時は、警戒心が強まっている証拠です。猫はとても聴力が優れていて人間が聞こえない周波数の音も聞き取れます。耳を横向きにして周囲の音を拾い集めている状態です。

猫の耳は恐怖を感じると頭に沿うようにして後ろに倒れます。一方、興味のあるものを発見した時は、ビッと耳を立てて前向きになります。

猫の顔-目-口-ヒゲ-猫の気持ち-耳-画像

猫は口呼吸をしないため、通常はあまり口を大きく開けませんが、相手を威嚇する時などは、口を大きく開けて牙を見せます。鳴いてアピールをすることもあります。猫にはよく鳴くタイプの子と鳴かないタイプの子がいますが、これは個人差です。鳴かないからといって感情表現が下手なわけではなく、目やボディランケージで飼い主さんに伝えようとしているはずです。

時々、口を少し開けたままの猫もいますが、これは気が緩んでいる時になりやすいと言われています。猫の口蓋には、ニオイを感知するヤコブソン器官があり、異性猫からのニオイを感じると、口を開けてヤコブソン器官でニオイをかごうとします。

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ヒゲ

猫のヒゲは、通常は自然な雰囲気で、下の方へ垂れています。猫にとってヒゲはアンテナのようなものなので、興味のあるものを見付けるとそちらに向きます。なかには集中的に上あごがふくれる猫もいますが、そうするとヒゲも上がります。

興味や興奮を感じると、ヒゲがアンテナのようにピッと前を向きます。

驚いた時に広がる瞳孔や、気になる方向を向く耳など、生理的な反応はどの猫も同じです。ただし、何を恐怖と感じるのかは個体差があります。また、自分の気持ちを伝える方法も個体差があります。たとえば、飼い主さんにかまってほしい時に鳴くのか、見つめてくるのか、寄ってくるのか、などの行動も猫によって異なります。

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猫の気持ちは意外とシンプル

猫の気持ちは大きく分けて、「安全(安心)」と「危険(恐怖)」に分けられます。ご飯を食べることができて安心、ゆっくり安全に眠れて安心、といったプラスの感情です。一方、敵が近づいてきて危険、獲物が獲れずにお腹がすいて危険、といったマイナスの感情のほとんどが危険な状態から生じます。恐怖や怒りの感情も危険だからこそ感じるものです。

現在、人間と一緒に暮らしている家猫のほとんどが、リビアヤマネコが先祖だと言われています。リビアヤマネコは群れを作らず、単独で狩りをして生活していました。生きる上で重要なことは、危険の見極めと安全で安心できる状態の確保でした。

それは、現在の家猫にも色濃く残っていて、猫の気持ちはまずは「安全」か「危険」で判断します。たとえば、毎日ご飯が食べられて敵のいない生活は安全です。一方、見知らぬ訪問者が部屋に入ってきたら、自分のテリトリーを侵される可能性があるので危険を感じます。

当然ですが、安全な状態は安心な気持ちでリラックスしていますし、危険だと感じたら緊張して威嚇や逃亡モードになります。このような意味でも安全を確保できる自分のテリトリーは猫にとってとても大切なのです。

また、犬のように群れで生活していなかったので、基本的には他の猫の気持ちを気にしませんし、自分と他の猫を比べるようなこともしません。自分が安全なら幸せ、それが猫の基本的な考え方です。

ただし、母性や父性の気持ちはあります。我が子に対してはもちろんですが、他の子猫に対しても見守る母猫のように、年下の猫を可愛がる気持ちもあります。自分の子猫でなくても、年上の猫が同居の年下猫の毛づくろいをしたり、トイレの世話をしたりすることもあります。このような行動はメス猫に多く見られますが、なかにはオス猫も子猫に対して優しさを見せることもあります。

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