猫のシニアは何歳から?平均寿命は?

猫の寿命は昔と比べて長くなり、平均寿命はおよそ16歳ほどと言われています。

寿命が伸びた分、猫のシニア期は長くなりました。

そこで気になるのが、「何歳からシニア猫になるのか?」」ということです。

今回の記事では、猫のライフステージについて紹介します。

乳仔期-子猫期-若猫期-成猫期-シニア猫期の特徴について解説していきます。

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猫の平均寿命は16歳前後

猫は妊娠から出産まで約2ケ月感だと言われ、1回の出産で3~6匹程度の子猫が生まれます。

生後2ケ月程度までは食事や排便の世話を母猫にしてもらう時期ですが、該当月齢の子猫を拾った場合は人が対応してあげる必要があります。

その対応の内容は、動物病院で相談すると適切な処置を教えてもらえます。

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拾った猫なので年齢が不明な場合は、動物病院に相談すると、正確ではなくともだいたいの年齢を教えてくれるはずです。

年齢や体調によって食事や生活環境を整える必要があります。

月齢にかかわらず、猫を拾ったらまずは動物病院に連れていくようにしましょう。

生後6ケ月頃までが「子猫期」です。活発に動き回るので環境を整えてあげましょう。

それから人間でいう思春期にあたる「若猫期」が訪れます。

1歳を過ぎると体もすっかりおとなになり「成猫期」に入ります。

年とともに性格も落ち着いてくる猫も多いですが、不妊手術をしていると無邪気な性格が残ることもあります。

8歳を過ぎから「シニア猫」と呼ばれる老齢期になります。

医療の発達した日本では、猫の平均寿命は約16歳と言われていますが、20歳を超える猫もめずらしくありません。

猫-シニア-何歳から-平均寿命-画像

猫のシニアは何歳から?

一般的に猫のシニア期は8歳頃から始まると言われていますが、老いの前兆には個体差があり、10歳を過ぎても若々しい猫もいます。

しかし、視力が落ちている、鼻が利きにくくなったなどの前兆は、外見からは分かりにくいものです。

猫の普段の行動をよく見て、変化がないか確認することが大切です。

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猫のライフステージ

乳仔期

生後7日頃に目が開き、10日頃で耳が聞こえるようになります。

授乳、排泄などの世話を母猫にしてもらいながら、生きるのに必要な行動を身につけていきます。

子猫期

きょうだい猫や月齢の近い猫と活発に遊ぶようになります。じゃれ合いは狩りの練習でもあるのです。

恐怖心より好奇心の強い時期で、警戒心の少ない時期でもあります。

母猫から生まれた子猫は、生後7日頃で目が開き、10日頃で耳が聞こえるようになり、20日頃には周囲を歩き始めます。

生後5~6週間で歯が生えそろうので、この頃から離乳食を与えるようにします。

しかし、離乳食を好まずミルクを飲みたがる子猫も多いので、個体に合わせて調節していきましょう。

猫-シニア-何歳から-平均寿命-子猫期-画像

この時期から生後6ケ月頃までが、いわゆる一般的な「子猫」になり、ペットショップでも姿が見られるようになります。

周囲の物事に興味津々な時期で、初対面の物や人に物怖じせずに近づいていく時期です。

きょうだい猫や月齢の近い猫がいる場合は、取っ組み合いながら狩りの練習をしていきます。

家に子猫がいる場合は環境に注意する必要があります。

思わぬ場所に入り込んだり、段差から落ちることもあるので、目を離さないようにしましょう。

子猫期に飼い主さんが注意する事
●部屋の中を整理整頓
●食事内容を確認する

若猫期

若猫期は、生後6ケ月頃から1歳頃までの時期です。

厳密にいえば、「若猫」という区分はありませんが、子猫ほど幼くなく、成猫ほど成熟していない時期を指します。

人間でいえば、中学生から高校生くらいで、ちょうど第二次成長期と思春期にあたります。

体がおとなになり始める時期で、行動も成猫に近くなり、オス猫は遊びながら強さのアピールをするようになります。

マーキングが頻繁になるのもこの時期です。

個体によって体の大きさや性格に差が出てきます。

この時期に去勢・不妊手術をすると子猫らしい無邪気さが残ることがあります。特にメスは不妊を考える時期です。

オス猫は6~10ケ月前後の去勢でも大丈夫です。

子猫の無邪気な性格を残したままおとなの猫になることで、イタズラが多くなることもあります。

遊びの時間を増やして運動をさせてあげましょう。

この頃から、やんちゃ、おとなしい、神経質など、猫それぞれの性格が出てきます。

性格に合わせた接し方を心がけるようにしましょう。

若猫期に飼い主さんが注意する事
●去勢・不妊手術の判断をする
●猫同士の関係に注意する

成猫期

1歳過ぎから8歳頃まで続く、いわゆる「大人猫」の時期です。

体つきも性格も成熟し、気力・体力ともに充実してきます。

1歳を過ぎると、体もほとんど出来あがります。

恐怖心の少なかった子猫期に比べると物事の好き嫌いがはっきりしてきて、性格に差が出ます。

たとえば、子猫の頃は活発に動き回っていたのに、この時期になると周囲より一歩引いた、穏やかなタイプになることもあります。

個体差がはっきりしてくるので、猫に合わせた接し方を心掛けましょう。

シャイな性格の猫を無理に人に会せたりする行為はやめておきましょう。

猫-シニア-何歳から-平均寿命-成猫期-画像2

若々しくても、この時期から病気が発見される場合もあるので、体調には注意してください。

家猫は、どうしても運動不足になりやすいので、食事には注意しましょう。

キャットタワーや段差などで高低差を作ると、高いところが好きな猫に喜ばれます。

健康な猫であれば、飼い主さんがさほど神経質になる必要はありませんが、猫の日常には注意を払ってあげましょう。

いつもと違う様子が見られる、なんとなくおかしいと感じたら、すぐに動物病院へ連れていってください。病気の早期発見にもつながります。

成猫期に飼い主さんが注意する事
●個体に合った食事を与え肥満予防に努める
●定期的に健康診断をする

シニア猫期

8歳過ぎから緩やかに老化が始まってきます。(老化のスピードは個体差があります。)

飼い主さんは、猫が食べるフードや生活環境などをシニア向けに整える必要が出てきます。

毛のツヤや毛並みが衰えて、ヒゲが垂れ下がってきます。

現代の猫の平均寿命は16歳前後なので、猫生の半分をシニア猫として過ごすことになります。

食事内容を見直し、低カロリー・高タンパクなフードを中心に組み立てていきましょう。

ただし、急にフードを替えると食べなくなる猫もいるので、徐々に切り替えるようにしましょう。

猫-シニア-何歳から-平均寿命-シニア猫期-画像

健康な猫なら8歳を過ぎたからといって、急に体調や行動が激変することはありません。

よく見てみると白髪がある、あまり激しく遊ばなくなった、など少しずつ変化が見られるようになります。

もし急に動きが悪くなったら、重大な病気の可能性があるので、すぐに動物病院で診てもらうようにしましょう。

13~14歳になると、糖尿病や腎不全といった、一生付き合わなければいけない病気の発症も多くなります。(若い頃から発症する猫もいます。)

介護について、かかりつけ医と相談しておくことをお勧めします。

シニア猫期に飼い主さんが注意する事
●定期的に健康診断をする
●生活習慣、食事を見直す

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