カメレオンの体調維持のためには、日光浴と十分な睡眠が必要です。本記事では、カメレオン飼育においての紫外線ライトとバスキングライトの照射時間と、寝る時間(睡眠時間)について解説します。
カメレオンの紫外線ライト/バスキングライトの照射時間
カメレオンは昼行性の動物で日光浴をする習性があります。太陽光を浴びることで体温の維持と骨や皮膚の代謝を促していると考えられています。
紫外線ライト(骨や皮膚の代謝ため)とバスキングライト(体温の維持ため)は、カメレオンが必要としている太陽光を人為的に再現したものです。人工の光では、太陽の光量には及びませんが、太陽の日照時間と同じくらい紫外線ライトとバスキングライトを照射することが基本です。
太陽の1日の日照時間は季節によって変わりますが、大体10~12時間くらいになります。同様に紫外線ライトとバスキングライトの照射時間も、1日に10~12時間くらい点灯すると良いでしょう。
Sponsored Links
これらのライトを1日10時間照射した場合、半年で紫外線ライトから光量が40%低下します。紫外線が必要な成長期の個体を飼育している場合は、半年に1回はライトを交換するようにしましょう。成長期を過ぎた個体は、最低でも1年に1回はライトを交換すると良いでしょう。
カメレオン飼育は、ケージの中に植物を入れることがあるため、植物の栽培を考慮してケージを窓際に置きたいと考える飼育者がいらっしゃるようですが、カメレオンのケージを窓際に置くことは絶対にやってはいけません。特に、ガラスケージやアクリルケージに直射日光が当たると、ケージ内の温度が急激に上昇するので注意が必要です。
紫外線ライト/バスキングライト
カメレオンの寝る時間(睡眠時間)
カメレオンの寝る時間は、12~13時間くらいです。カメレオンは睡眠時間が不足すると体調を崩すことがあるので、最低でも10時間は寝られるような環境を整えてあげましょう。
カメレオンは10時間以上の睡眠をとりますが、人間のように長時間ずっと寝るわけではありません。カメレオンの睡眠はとても浅い眠りで、眠ったり起きたりを繰り返しています。時には昼寝をすることもあります。
Sponsored Links
カメレオンが寝る時は、止まり木につかまりながら、しっぽを巻いて目をつぶり、腹部をついてリラックスした姿勢で眠ります。寝る場所は、ケージの隅や植物の陰など、カメレオンが安心できる場所を探して眠るようです。
寝る時間帯に、どうしても光が入ってしまう部屋でカメレオンを飼育する場合は、ケージに遮光カバーをかけておくと良いでしょう。カメレオンを鳥カゴで飼育している場合は、鳥用の遮光カバーで代用します。
遮光カバー
Sponsored Links