フェネックは様々な種類の鳴き声を使い分けて、自分の気持ちを飼い主さんに伝えようとしてきます。犬のような鳴き声で「ワンワン」と鳴くことがあったり、猫のような鳴き声で「ニャー」「ギャー」と声を出すこともあります。
時には、動物の鳴き声で聞いたこともないような不思議な声で「オロロロロ」と鳴くこともあります。今回はフェネックの鳴き声の意味について紹介します。
フェネックの鳴き声の種類と意味
フェネックの正式名称は「フェネックギツネ(Vulpes zerda)」と言い、哺乳綱-ネコ目-イヌ科-キツネ属に分類されます。キツネ属の動物全体に言えることですが、フェネックは犬と似たところが多く見られ、中でも「ワンワン」と犬のような鳴き声を出すことが知られています。
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寂しい時の鳴き声
「オロロロロ」「ホロロロロ」
鳴き声の意味:寂しい、誰か来て
鳴き声の種類:やや低く喉にかかった声
鳴き声の大きさ:大きい
フェネックは、夜中など一人ぼっちになって寂しい時に「オロロロロ」と鳴いて飼い主さんや仲間などを呼びことがあります。
フェネックを家に迎えて間もない頃には、新しい環境に慣れずに「オロロロロ」と何度も鳴き続けることがあります。聞き方によっては「ホロロロロ」と聞こえることもあったり、声の高い個体は「クカカカカ」と聞こえることもあります。
甘えたい時の鳴き声
「クーン」「クンクン」
鳴き声の意味:甘えたい
鳴き声の種類:やや低く鼻にかかった声
鳴き声の大きさ:小さい
フェネックの体を優しく触ってあげている時などに、「クーン」と小さな鳴き声を出すことがあります。鼻にかかったやや低い声で、「クンクン」と短く鳴くこともあります。嬉しい時は「ニャ」と短く小さい声で鳴くこともあります。一緒に遊んでいる時などに、「クーン」と「ニャ」という鳴き声が聞ける場合は飼い主さんに懐いている証拠です。
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嫌な時の鳴き声
「ニャー」「ギャー」
鳴き声の意味:嫌だ、止めて
鳴き声の種類:高い声
鳴き声の大きさ:小さく鳴いて軽く抵抗、大きく鳴いて激しく抵抗
フェネックが嫌がっているのに、フェネックの体を無理に触ったり、抱っこしようとすると、初めうちは「ニャー」と小さく鳴いて軽く抵抗します。それでも止めない時は「ギャー」と大きな声で鳴いて激しく抵抗します。どちらの場合も甲高い声が特徴です。
フェネックと仲良くなりたいからと言って、嫌がっているのに無理に触るのは逆効果です。そんな時はそっとしておいてあげましょう。フェネックが体を触れて喜んでいる時は「クーン」と鼻にかかった鳴き声を出します。
警戒・威嚇している時の鳴き声
「ワンワン」
鳴き声の意味:警戒、威嚇、近くに来ないで
鳴き声の種類:犬のような鳴き声
鳴き声の大きさ:大きい
フェネックに知らない人が近づいて来たり、不安を感じる物が近くにあったりすると、警戒して「ワンワン」と犬のような鳴き声を出すことがあります。鳴き声で近くに来ないでと威嚇しているのに、それでも近づいて来る場合は、「ギャー」と悲鳴ような大きな声を上げることがもあります。
食事中に体を触れられて邪魔をされると「ワンワン」と威嚇することもあります。口の中で音がこもったような「ウワァン」と鳴く声は犬の鳴き声にそっくりです。犬の場合も食事中に邪魔されると唸ったり吠えたりして「この食べ物は誰にも渡さないぞ」と威嚇することがよくあります。
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