チンチラがケージを噛むと、歯が欠けてしまったり、噛み合わせてが悪くなってしまったり、口や鼻の周りを傷つけてしまうなど、様々なトラブルが生じます。
そもそも、ケージに付着した塗料がチンチラの口の中に入るわけですから、チンチラとって良くありません。今回はチンチラがケージを噛む理由と、ケージを噛むことを止めさせる対策について紹介します。
チンチラがケージを噛む理由
チンチラがケージを噛む理由は主に3つのことが考えられます。1つ目の理由は「何かを要求している」2つ目の理由は「不満を抱えてる」3つ目の理由は「噛み癖」が考えられます。
いずれにせよ、チンチラとっては何らかの理由があってケージを噛むことが多く、飼い主さんはその気持ちを読み取ってあげることが対策として大切です。
1.何かを要求している
チンチラがケージを噛む時は「ケージの外に出たい」や「食べ物がほしい」など、飼い主さんに何かを要求している可能性があります。
一度ケージの外に出て周辺を散歩したチンチラは自分のテリトリーがケージの外まで広がっているので、毎日ケージの外の自分のテリトリーを見て回りたいものです。
目の前に自分のテリトリーがありながらケージが邪魔で外に出られない苛立ちからケージを噛んでいるとも考えられます。
また、ケージを噛むことでお腹が空いた、食べ物が欲しいと飼い主さんに伝えていることも考えられます。チンチラに適量の食事を与えているのか、毎日決まった時間に食べ物を与えているのか、改めて確認してみましょう。
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2.不満を抱えている
チンチラがケージ内の環境に不満を抱えていると、そのストレスからケージを噛むことがあります。たとえば、床材がおしっこで湿っていたり、糞尿の臭いが充満していたりすると、チンチラはケージの外に出て新しい床材を探したり、新しい環境に移動したいと考えるかもしれません。
チンチラがケージを噛むという行動で、ケージ内の環境に何らかの不満があることを、飼い主さんに伝えている可能性が考えられます。
3.噛み癖
チンチラに限らず齧歯類の動物には大きな前歯が2本生えています。この前歯は切歯と呼ばれ主食である牧草などを食べやすい大きさに噛み切る役割があります。2本の切歯は一生をかけて伸び続ける特徴があり、日頃から食事や噛み木などをかじって自然な長さを保つ必要があります。
チンチラは、普段から噛むことで前歯のお手入れをしているので、目の前に棒状のものがあると、思わず噛んでしまうことがあります。それが噛み木のように噛んでも大丈夫なものであれば良いのですが、時にはケージや電気のコードなど、噛んではいけないものまでかじってしまうことがあるのです。
チンチラがケージを噛む対策
チンチラがケージを噛む理由は、チンチラがケージの外に出たいことを飼い主さんに伝えている可能性が高いです。対策としては、その要求を満足させてあげることが一番ですが、ケージの外に出すタイミングに注意する必要があります。
また、チンチラがケージを噛む場所に、かじり木を設置することも対策として有効です。ここでは、おすすめのかじり木を紹介します。
ケージの外に出す時の注意点
チンチラがゲージを噛む理由がケージの外に出たいのであれば、ケージの外に出してあげることで噛むことを止めてくれるはずです。しかし、チンチラがケージを噛んだ直後に外に出してあげると、チンチラはケージを噛めば外に出られると勘違いしてしまうので注意が必要です。
ケージから出すタイミングはチンチラがケージを噛んだ直後ではなく、ケージを噛むことを止めて落ち着いている時に出してあがると良いでしょう。チンチラを外に出してあげた後は、満足するまで思う存分散歩させてあげると不満が和らぎます。
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かじり木を設置
この商品をケージの内側に設置すると、ケージを噛む代わりにかじり木を噛んでくれるので対策ができます。チンチラはケージの同じ場所を噛む傾向があります。毎回噛んでいる場所にかじり木を設置してあげることで、ケージの代わりにかじり木を噛んで満足してくれます。
チンチラは主にケージの出入り口付近を噛む傾向があります。この場所はケージを挟んで飼い主さんとの接点でもあるので、チンチラが飼い主さんに何かを伝えたくてケージを噛んでいることが多いです。対策として、かじり木を設置すると同時に、もう一度、チンチラが何を要求しているのかを考えてみることや、飼育環境は適切であるかを確認することが大切です。
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