今回は、コザクラインコとセキセイインコの相性について紹介します。そもそも、コザクラインコはアフリカの鳥で、セキセイインコはオーストラリアの鳥なので、それぞれの性質が異なります。まずは、コザクラインコとセキセイインコの性格の違いを確認していきましょう。
コザクラインコとセキセイインコの性格の違い
インコの性格は非常に個体差があるので一概には言えませんが、ここではコザクラいインコとセキセイインコの性格の傾向から、それぞれの鳥の大まかな違いを紹介します。
コザクラインコの性格
コザクラインコは、「ラブバード」と呼ばれるほど愛情深い鳥で、パートナーと認識した相手に対しては、愛情を持って寄り添うように接するようになります。その反面、仲間と認めていない相手に対しては、敵意を表すことがあります。時には、相手をクチバシで攻撃することもあります。
「ラブバード」という愛称で呼ばれている鳥は、コザクラインコの他にもボタンインコなども広く知られています。コザクラインコの顔の羽毛が赤いこともあって、英名は「Peach-faced Lovebird」と言い、顔を桃色に赤らめたという名前が付けられています。
コザクラインコがパートナーとして認めた相手の鳥に対しては、優しく毛繕いしてあげるなど、愛情をもって接するようになることがあります、人に対しても同様に、コザクラインコが仲間だと認識した飼い主さんには、ベタ惚れして懐くことがあります。
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基本的には、一羽だけでいることを嫌う臆病な性格で、相性の良い他の鳥や、大好きな飼い主さんと十分に遊んだり触れ合うことができないと、精神的にも身体的にもこじらしてしまうことがあるので注意が必要です。
また、愛する相手にはベタ惚れで、仲間として認めていない相手には敵意を表すという頑固な性格でもあります。飼育の際にはコザクラインコの様子をよく観察して、その個体の性格に合った接し方をしないと、飼い主さんであっても強く噛まれてしまうことがあるので気を付けましょう。
セキセイインコの性格
セキセイインコも群れて生活する鳥なので、基本的には臆病な性格なのですが、その反面、好奇心旺盛な性格でもあるので、一度安全だと分かると積極的に行動するようになります。
セキセイインコは、おしゃべりが大好きで、歌うのも得意です。放鳥時には室内を飛んだり、機敏に走り回ったり、時に体を動かしてダンスをすることもあります。
興味のある相手には、グイグイ近寄ってコミュニケーションをとろうとする傾向があります。ですから、大人しい性格の鳥に対しても加減を知らずに積極的にアプローチをするので、相手の鳥を怒られてしまうこともしばしばあります。
コザクラインコとセキセイインコの相性
同じコザクラインコでもいろいろな性格の子がいて、それと同様にセキセイインコの性格も個体によって様々です。
ですから、相性の良し悪しは一概に言えませんが、それぞれの鳥の性格の傾向としては、コザクラインコは愛情深く頑固な性格で、セキセイインコは好奇心旺盛で積極的な性格の違いがあるので、コザクラインコがセキセイインコを仲間だと認識できれば、相性が良く一緒に飼育できると言えます。
ただし、どんなに相性が良くても別々のケージで飼育する方が無難です。
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雛のうちから一緒に飼育する
コザクラインコとセキセイインコを雛のうちから一緒に飼育すると、お互いを仲間だと認識しやすいので、相性良く飼育できる可能性があります。
むしろ、成鳥になってから同居させるのは、とても慎重にならなくてはいけません。コザクラインコは頑固で気難しい一面があるので、相手の鳥を仲間として認めなかった場合は大きなクチバシで攻撃したり、精神的んこじらせてしまう恐れがあります。
コザクラインコは噛む力が強い
コザクラインコのクチバシは小鳥のわりには大きく、噛む力もとても強いです。好奇心旺盛なセキセイインコが嫌がるコザクラインコにグイグイとしつこく迫っていくと、噛まれてケガをするのはセキセイインコの方です。
相性の良いコザクラいインコとセキセイインコであれば、激しいケンカになる前に飼い主さんが止めに入れば大丈夫ですが、コザクラインコがセキセイインコを仲間として認めていない場合は、大ケガする可能性があるので危険です。
セキセイインコとオカメインコの違いについて書いた記事もあるので、合わせてご覧ください。
小鳥用ケージ
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