ハムスターなどの小動物をケージから出して、部屋の中で散歩させることを通称「部屋んぽ」と言います。今回は、ハムスターの部屋んぽはいつから始めるのか。頻度はどのくらいなのか。さらには、部屋んぽの際に使用するサークル選びのポイントなどを紹介します。
ハムスターの部屋んぽはいつから?
ハムスターの性格や成長スピードは個体差があるので、いつからハムスターを部屋んぽさせたら良いのかは、一概には言えませんが、部屋んぽはハムスターが成体になってから始めることが望ましいです。ハムスターは生後2ヶ月~3ヶ月ほどで成体になります。
一般的に、ペットショップで販売しているハムスターは、生後1ヶ月程度の個体が多いです。そして、ハムスターをペットショップで購入後、自宅にお迎えしてから1ヶ月間は新しい環境に慣れさせる必要があります。ハムスターが環境に慣れた頃には、生後2ヶ月以上経ち、部屋んぽしてもいい頃合いになっていることでしょう。
いつから部屋んぽを始めるのかは、ハムスターの様子をよく観察して、環境や飼い主さんに慣れてから部屋んぽさせるようにしましょう。また、ハムスターにとって危険な物はサークルで囲むなどして、安全に部屋んぽができる環境を整えることも大切です。
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ハムスターの部屋んぽの頻度
ハムスターを部屋んぽさせると、ハムスターの縄張りはケージの外まで広がっている状態です。特にオスのハムスターは、自分の縄張りで何か変わったことが起きていないか毎日確認したいものです。
ですから、ハムスターの部屋んぽの頻度は、毎日決まった時間に行うことが理想ですが、ご多忙な飼い主さんにとっては、なかなか難しいことだと思います。ペットと過ごす時間は、ハムスターだけではなく飼い主さんにとっても良い時間である必要があるので、部屋んぽの頻度は週末など時間がある時に部屋んぽさせてあげれば良いと思います。
部屋んぽさせる時間帯は、ハムスターが活発になる夜間に行うことが望ましいです。野生のハムスターは食べ物を求めて一晩で5km以上も走ることがあるそうです。そう考えると、部屋んぽで走ったくらいでは大した運動量ではないのかもしれません。むしろ、ハムスターの縄張り確認の欲求を満たしてあげることや、飼い主さんとハムスターの触れ合いなどを大切にしたいものです。
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サークル選びのポイント
ハムスターを部屋んぽさせる時に、あると便利なのが小動物用のサークルです。小動物用のサークルは、各メーカーから様々な商品が販売されていますが、ハムスターの部屋んぽに使用する場合はサークル選びに注意が必要です。
ワイヤーフェンスのサークルは、ハムスターがサークルを登って脱走してしまうことがあります。ジャンガリアンハムスターなどの小型のハムスターはなかなか登ることができないのですが、ゴールデンハムスターなどの大型のハムスターはワイヤーフェンスを掴んでサークルを登ってしまうことがあるので、おすすめできません。
また、薄い布製やメッシュ加工されたサークルは、ハムスターが噛んで穴を開けて脱走する可能性があるので、選ばない方が無難です。
ここで紹介している商品は、ある程度は厚みのあるポリエステル製品です。サークルの高さが37cmもあるので、ゴールデンハムスターなどの大型のハムスターでも乗り越えることは困難です。
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