今回は、インコが背中に顔をうずめる理由について紹介します。インコのこの仕草は、昼よりも夜に見掛けることが多く、そのまま後ろ向いて寝ることがほとんどです。
インコが背中に顔をうずめる!後ろ向いて寝る理由とは?
インコの寝る姿勢
インコが背中に顔をうずめた状態で、そのまま後ろ向いて寝ることがあります。実はこの姿勢がインコが落ち着く寝姿です。
一見、無理な体勢のように見えますが、インコの首の骨は人間の首の骨よりも多いので、後ろ向いて寝る姿勢は辛くはないのです。人間など、ほとんどの哺乳類の頸椎(首の骨)の数は7個ですが、インコは12~13個(インコの種類によって異なる)もあるので、背中に顔をうずめることも簡単なのです。
昼間にインコが目を閉じて、ウトウトと居眠りをしている時は、後ろを向いて寝ることはあまりありません。個体よっては、昼間でも後ろ向きで寝る子はいますが、基本的には、インコは夜に熟睡する時に背中に顔をうずめる姿勢になることが多いです。
睡眠中のインコは、後ろを向いたり前を向く姿勢になったりと、まるで寝返りをうつように姿勢を変えながら寝ます。ですから、インコが後ろ向いて寝る理由は、それが基本の寝る姿勢だからというわけです。
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インコは寒い時に背中に顔をうずめる
インコは、嘴と足に羽毛が無いので、寒い時はこの部分を羽毛の中にうずめる仕草をします。
インコが寒い時は、羽を膨らませて内部に暖かい空気を溜め込みます。そして、後ろを向いて背中に顔をうずめたり、足を折り畳んでできるだけ羽毛の中に入るようにしたりします。
ですから、昼間にインコがこのような姿勢を見せる時は、温度が正常であるかを確認する必要があります。インコが寒い場合は、背中に顔をうずめると同時に、羽を膨らませます。
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寒さ以外に考えられる理由もあります。インコがウトウトと昼寝をすることはあっても、基本的には、インコが昼間に熟睡することはほとんどありません。にもかかわらず、インコが後ろを向いて熟睡する姿勢をとっている場合は、体調不良の可能性も考えられます。
特に羽の生え変わりの時期(換羽期)は、多くのエネルギーを消耗するので、ヘトヘトに疲れ切って昼間も後ろを向いた姿勢で寝ることがあります。
換羽期の疲労であれば一時的なものですが、その他の理由で体調不良が心配な場合は、専門の獣医さんに相談してみると良いでしょう。
おやすみカバー
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