今回は、ウサギの毛づくろいの意味と気持ちについて紹介します。ウサギが前足をクシュクシュと擦り合わせて顔を洗う仕草は、なんとも可愛らしい光景です。
綺麗好きなウサギは、一心不乱に毛づくろいに夢中になります。時には寝ている飼い主さんの髪の毛を毛づくろいしてくれるウサギもいるようです。
ウサギの毛づくろいの意味と気持ち
毛のお手入れ
ウサギの毛づくろいの本来の意味は毛のお手入れです。ウサギは前足を上手に使って、顔や耳、体など自分が納得がいくまで、毛を綺麗にします。時には、飼い主さんがウサギに触った後に、自分で毛づくろいをして毛並みを整えることもあります。
ウサギはとても綺麗好きな動物で、毛づくろいをする前に前足を擦り合わせて汚れを落としてから、毛づくろいを始めるのが特徴です。この仕草は、清潔な部屋で飼育されているウサギでも見ることができます。
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気持ちを落ち着かせる
ウサギが聞き慣れない音を聞いた後や、見慣れない物や人を見た後などに、一旦自分の気持ちを落ち着かせる意味で、ウサギが毛づくろいをすることがあります。ウサギの毛づくろいは習慣的なものなので、いつもやっている行動をすることでホッと一息つくという状態です。
ウサギの毛づくろいの意味は本当に臭い消しなのか?
ウサギは天敵から身を守るために、毛づくろいをすることで自分の臭いを消しているという情報を、ネット上で見かけることがありますが、本当にウサギは臭い消しのために毛づくろいをするのでしょうか。
そもそも毛づくろいで自分の臭いが消えるのかというのも疑問が残ります。デグーやチンチラなどが行う砂浴びだったり、小鳥などが行う水浴びであれば、臭いが多少は消えるのかもしれませんが。
ウサギ以外の動物で考えてみると、むしろ、毛づくろいは臭いを付けるために行うことが多いです。動物には臭い成分を分泌させる臭腺があり、毛づくろいをすることで臭いを体全体につけることがあります。
ウサギは顎の下に臭腺があり、この部分をオモチャや家具、時には飼い主さんに擦り付けて自分のテリトリーを主張します。ウサギは天敵の猛禽類などに狙われる弱い動物というイメージがあるかもしれませんが、ウサギのオス同士には序列がある一夫多妻制なので、他のオスを寄せ付けないために縄張り意識が強い動物でもあります。
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ウサギが飼い主さんに毛づくろいしてくれる時は?
ウサギの毛づくろいは、コミュニケーションのひとつでもあるので、飼い主さんに毛づくろいしてくれる時は、信頼の気持ちだったり、何らかの要求を意味していることが考えられます。
また、何となく時間をもて余していて、目の前にある毛を毛づくろいしてみたくなったということも考えられます。そんな時は、飼い主さんに遊んでもらいたい、かまってもらいたいという気持ちもあるかと思いますので、ウサギを優しく撫でてあげると良いでしょう。
ウサギが、寝ている状態の飼い主さんの髪の毛を毛づくろいしてくれることがあります。また、飼い主さんがフリースなどの毛がモコモコした衣類を着ている時は、その衣類の毛にウサギが毛づくろいをすることがあります。
衣類には人工繊維が使用されている場合があるので、ウサギが毛を飲み込まないように毛づくろいを止めさせた方が無難です。
チモシーのおうち
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