フェレットは、季節によって毛が生え変わる時期があり、この期間を「換毛期」と言います。今回は、フェレットの換毛期がいつ来るのかについてや、毛玉を誤飲する時の対策などを紹介します。
フェレットの換毛期はいつ?
フェレットの換毛期の目安・・・春(4~6月頃)と秋(9~11月頃)の年2回
フェレットの換毛期は、徐々に暖かくなってくる春の時期と、段々と寒さが増してくる秋の時期の1年に2回訪れます。フェレットに限らず、犬や猫、ウサギなど毛が生え変わる動物のほとんどは、人間のように発汗によって体温を調節することが苦手です。そのため、夏毛と冬毛が生え変わることで季節による温度変化に対応しているのです。
フェレットの春の換毛期は4~6月頃、秋の換毛期は9~11月頃が目安ですが、換毛期が訪れる時期は非常に個体差があります。時には、目安の期間を過ぎてもなかなか換毛期が来ないこともあります。
フェレットの換毛期がいつまで経っても来ない理由は、温度管理の影響や日照時間を感じられない環境(体内時計が狂う)など、様々な要因が考えられますが、体調が心配な場合は、早めに獣医さんに相談してみると良いでしょう。
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毛玉対策
フェレットの換毛期には、大量の抜け毛ができます。この時期に心配なのが、フェレットが毛づくろいしている時に、誤って抜け毛を食べてしまうことです。大量の抜け毛を飲み込んでしまうと、大きな毛玉になって体内で詰まらせてしまうことがあるので注意が必要です。
ブラッシング
フェレットの毛玉対策として有効なのがブラッシングです。換毛期にブラッシングすることで、不要な抜け毛を取り除いてあげましょう。
使用するブラシは、金属製のスリッカータイプのものが抜け毛を取りやすいのですが、ブラシがひっかかる感触を嫌がるフェレットが多いように思えます。そもそもブラッシング自体を嫌がるフェレットが多いです。
ですから、できるだけフェレットの負担にならないように、柔らかい素材のブラシを使うと良いと思います。ここで紹介している商品は、ウサギ用のブラシですがフェレットにも使えるものです。ラバータイプで柔らかく、手のひらに収まるサイズなので、フェレットを手で撫でている感覚でブラッシングできます。
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抜け毛の排出をサポートするおやつ
この商品は、フェレットが誤飲してしまった抜け毛を青パパイヤの成分によって柔らかくし、自然な排泄を促すというものです。ですから、決定的に毛玉詰まりを防ぐものではないのですが、フェレットの抜け毛が多い時期には、補助的に与えると良いと思います。
フェレットの換毛期は、毛が生え変わることによってエネルギーを消費する時期でもあります。この商品には、ビタミン類(A、D3、E)が含まれているので、栄養補給にも良いでしょう。
抜け毛の排出をサポートするおやつは、各メーカーで様々な商品が販売されていますが、どれも決定的に毛玉が詰まることを防ぐものではなく、自然な排便を促すものがほとんどです。ですから、換毛期のフェレットは、小まめなブラッシングと便のチェックが大切です。
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